きゃりぶれ! -鹿苑木高校電音部-
ひとえあきら
Disc.0『プレ・シーズン的な!?』
「どーもー!! 電音部の"毒舌ノッポ"こと
「どーもー!! 同じく"ド天然美少女"こと
「まてコラ、お前、"ド天然"はともかく"美少女"ってなんだ、それ自分でいうか!?」
「えーだって、"ラノベのヒロインはデフォルト美少女"ってヴィー先輩が言ってたから…(´・ω・`)」
「…またアイツか、要らん入れ知恵を…ともかくお前はド天然比率99%だから"美少女"は却下だ。むしろド天然を越えたド天然、超弩級天然とでも呼んでやろう。これ決定事項な」
「またそーやって変な綽名を付けて…ヒビキ先輩に言いつけてやるー!! (○`з´○)」
「…ぐっ…あの人はどーも苦手だ…判った、この件は保留してやろうじゃないか」
「…保留? はいはーい!!原告は破棄を要求しまーす!! (# ゚Д゚)」
「あーもー判った判った、この件は一旦忘れる!!」
「えへへー!! 勝訴勝訴!! 正義は我に有りー!!( *`ω´*) ≡3≡3」
「どうもこいつ、先輩どもの悪影響が悪化しつつあるような……」
「んんー? 何か言ったかね、レストレイド君?」
「いえいえ何も!! つかそこはせめてワトソンにしてくれ……」
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「…何やら表が騒がしいですわね?」
「あぁ、響一郎と真貴だろう。さっき外で会ったぞ」
「何だか知らないけどリハーサルとか言ってたわよ~~」
「デュフフフ、珍しく毒舌が押されておるわ。我が策、成れり( *`ω´*) ≡3≡3」
「ちょいちょーい、ヴィーちゃん、アタシも見せてよー!!」
「ヴィーにミサ、覗きは悪趣味だぞ」
「まーまー副部長、今いーとこなんだからさー」
「およしなさいな、はしたない!! 部長命令よ!!」
「あーソニア横暴ー!! 悪役令嬢の正体見たり!!(◎д◎)」
「だぁ~れ~が~、悪・役・令・嬢、ですって~!!」
「そういうところだ、ソニア」
「きゃー怖ーいー犯されるー(棒)」
「おおっとヴィーちゃん、やっぱ部長とはそーいう関係!?」
「だからミサ、お前の桃色脳内も大概に…」
「あ・な・た・た・ち~(#゚Д゚)」(ゴゴゴゴゴゴゴゴ)
「やべ、ソニアが本気と書いてマジモードだ(゚Д゚;)」
「ぶ、部長の背後になんかドス黒いオーラが見えるよ~!!(((( ;゚Д゚)))」
「あーあ、こうなると私でも止められんぞ」
「……ほんとにもぉ~~困ったわね~~」
「ふぎゅ☆!?」
「むぎゅ★!?」
「あなたたち~~おイタはそのくらいにしましょうね~~be quiet,OK?」なでなで、なでなで。
「…んなっ!? ちょっとヒビキ、そこの二人に何してますの!?」
「流石、電音部のゴッドマザー……あれはソニアには無理だな」
「……あー無理無理~ヒビキちゃんのディープハグからの~なでなでは~」
「……
「はい、いい子いい子~~」なでなで、なでなで。
「……(´・ω・)」
「ちょっと
「まぁまぁ~ソニアちゃんも落ち着いて~それでは、マイク戻しま~~す!!」
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「…何やら部室が騒々しいな?」
「いつものことじゃない?」
「それもそうか。では、やっと本題の、」
「2020年の音楽シーンを振り返るー!!\(*≧◇≦)/ドンドンパフパフー!!」
「……と言ったものの、それ、無理じゃね?」
「なんで?」
「この作者は振り返るほど現代の音楽とか聴いてねーぞ」
「ナ、ナンダッテー( ;゚Д゚)(゚Д゚;(゚Д゚; )」
「何を今更w 従ってこれはあくまでも"作者の見聞きした範囲での"という前提付きだな」
「まーいいんじゃない? 言うても昭和世代のご老体やし☆」
「何気に酷ぇーなお前…あと何故に関西弁(エセ)?」
「関西弁で可愛くテヘペロしとけば大抵の男は怒らないってミサちゃん先輩が…」
「…ったくあのウザ姫は…」
「まぁまぁまぁ、それはともかく、今年のトピックとなると何はさておきチコちゃんとキョエちゃんの歌手デビューだよね☆」
「…ニッチにも程があるだろ、それは。まぁ作った人がタミオくんとマッキーなんで曲は良いんだが」
「それにしてもキョエちゃんの中の人って誰なんだろーねー?」
「それはN○Kに訊いてくれ……」
「あとはアレかな、あいみょんの新作アルバムが大ヒット!!しかも2枚組だよ!!豪華だよ!!」
「それな。ちなみに作者は初回限定盤に同梱の弾き語り盤がかなりツボったそうだ。このアルバムはそのうち本編でネタにしてやるー!!と息巻いてたからお楽しみに、ってところだな」
「ちなみに、彼女の出世作『マリーゴールド』の花は、作者の地元の方言では、その得も言われぬ独特の香りから、とてもここでは公表できないような碌でもない名前で呼ばれているそうですよ!!奥さん!!」
「なんだそのどーでもいい小ネタは…てか誰に向けて言ってんだよお前…」
「細かいことは気にしない気にしない!! ところでキョウ君の注目作は何?」
「俺は米津玄師かなぁ…そもそもは作者の甥っ子君がドハマりしてると言ってたのでアルバムも聴いてみたら当たりだったそうだ」
「ダンス世代のスタンダード『パプリカ』のセルフカバー版も入っててお得だよね!!」
「なんだその通販番組風のアオリは……俺は1曲目の『カムパネルラ』かね。モティーフからして米津らしさ全開だしな」
「モティーフ?」
「『銀河鉄道の夜』くらい読んどけ」
「メーテルぅ~」(野沢雅子風)
「そっちじゃ無ぇ!! 元ネタは同じだが…」
「てかそれだけなの!? YOASOBIは!? back numberは!?」
「まぁそこらもトピックではあるのだが、ある意味、今年は後半に大ブレイクした2曲というか2人に洗いざらい持ってかれちまった感は強いな」
「と、言いますと、雨音さん?」
「いちいちリポーター風の振りやめい!! ほらあれだ、tiktokでD&Gなアレとか、どーしたって鬼滅のアレとか」
「おー、なるほど!! 確かに秋以降はお二人ともTVの音楽番組とか出ずっぱりだったもんねー」
「紅白出場も確定したしな。問題はN○Kが『香水』の"D&G"をどうするかだなw」
「ほぇ!?」
「その昔、紅白に今や伝説の国民的アイドル歌手が出た際に、歌詞の"真っ赤なポルシェ"というのが問題になって"真っ赤なクルマ"に差し替えられたというその筋では有名な事件があってだな」
「ポルシェが何か悪いことでもしたのー!? 燃費擬装とか?」
「そりゃ親会社のほうでそもそもスポーツカーが燃費擬装する意味が無ぇ。N○Kは公共放送ってタテマエだからCMやらんだろう? だから番組内でも特定の会社や製品の名称を出すのはCMになっちまうから、報道番組とかでもない限り御法度らしい。で、"クルマ"」
「はー……メンドいんだねぇ。そっかN○Kはステマ禁止なのかー」
「ダイマからして禁止だ阿呆」
「うぅっ、キョウ君がいぢめるぅ……」
「はいはい、そのジト目は誰の入れ知恵だ?」
「仮にもヒロインの扱いが酷い件について」
「作者の設定wikiには"一応、ヒロイン?"となってたぞ?」
「……(( ;゚Д゚)))」がっくしorz
「それでは隣で灰になってるヒロイン(仮)は放っといてw、実は作者的には今年最大のトピックは、薬師丸ひろ子『エトワール』だったりする。何せ20ン年ぶりのオリジナル曲だけのアルバムだからな。作者はこれの初回限定盤(LPジャケサイズ)を近所のツ○ヤで発見した時は速攻でレジに走ったそうだw」
「ちなみに『みんなのうた』で放映された『窓』のフルサイズ版も入ってるよー!!」
「あ、復活した」
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「お、終わったようだぞ」
「それでは私たちも参りましょうか」
「はいは~~い、二人とも起きましょうね~~」
「…むにゃ~まだ~」
「…あと…あと5分…」
「お前ら…(-_-#」ガシッ!!
「あ・な・た・た・ち…(`Д´)」ぐいっ!!
「痛ぁー!!イタいイタいイタい!! 副部長の頭アイアンクロー禁止ー!!( ゚Д゚)」
「ぐぉわぁー!! ボクの耳が死ぬー!! やめろーソニアーぶっとばすぞぉー!!( ゚皿゚)」
「は~い起きましたね~~それじゃぁ行きますよ~~」
「……ヒビキの鋼メンタルも大概だな」
「時折、ここは保育園かと思うことがありますわ」
「同感だな」
「それでは皆さん~れっつらご~~!!」
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「あ、先輩たち出て来たよ☆」
「……なんかお子様コンビが憔悴してるような気もするが」
「ミサちゃん先輩、頭抱えてるね。ヴィー先輩は耳さすってる」
「さてはさっきの騒ぎの元凶は奴らかw」
「あー……目に浮かぶようだねー……(^^;」
「待たせたな、二人とも」
「そちらは終わりましたかしら?」
「それでは~~全員揃ったところで~~」
「本当に今年も大変な事ばかりでしたわ」
「そんな中でも各地で奮闘されている方々には本当に頭の下がる思いだ」
「てかそんな状況でアタシらこんな莫迦やってていいワケ?」
「それな。…くっ、ボクに生産スキルのひとつでもあれば…っ!!( -"-)」
「でもね~~自分が出来ることをやるしかないからね~~」
「そういうことだな。現実がこんなだからこそ、せめて物語の中だけでもそれを忘れてくれればいい」
「そうそう!! と、いうコトで」
「「「「「「「『きゃりぶれ!-
「……公開は令和3年元旦予定(ボソッ」
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「それはそうと、本編の前に長々とこんな予告編みたいなのやっても読者がついて行けなくない?」
「そこは触れないでおいてやれ。実は今回のこれも、本編の途中に挟む予定だったんだが、作者の怠惰のせいで本編どころか設定が上がったのがクリスマス直後だったんだ。特に深森三姉妹やヒビキ先輩の名前は最後まで難航していたからな」
「それ以前に今現在エタってる先行作2本はどうするんだろう……」
「だからそこも触れないでおいてやれって……作者のメンタルは既にオーバーキルだぞ……」
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