第23話(調査の為、森に突入!)
【ダン】
(これからこの森の中に入っていくんだな……)
【メラ】
(……ちょっと怖いわね。森の中には今まで私達が相手してきた魔物達より強い魔物が一杯生息しているって聞くし)
【シーラ】
(………森の中に入るのは初めて。今まで森には近づくなと言われていたから)
【イルマ】
(皆、緊張してる。………それもそうだよな。ポルカ森の中にはこの辺では1番魔物が強くて森も深い、だから危険度も逃走しにくさも1番ポルカ村の周辺で高い。その上今はその森の中で異変が起きてる状態の所に探索しに行くのだからね。それに、こうやって皆の気持ちを分析している僕もだけど、今から森の中を探索することにはそれなりに緊張しているしね……)
イルマ達は森の手前まで来ては、奥が見えない森を見て今からこの中を探索することに緊張し、息を飲んでいた。
イルマの予想では(実際に森の奥の異変を直接は見てないから断言出来ない)、この森の奥で高確率の可能性で異変が起きており、その為ポルカ村の周辺では魔物の出現数増加や魔素の増加、≪魔物使い≫の出現など普通では起きない事態が起きている。他にも、イルマ達やギルド側で未確認な異変が起きているかもしれない。
そして、その異変が村にどんな影響を与えるか不明だが、今確実に言えることは森の異変に対して何も対処しなければ、ポルカ村やイルマ達の大切な人達に危険に晒されるということだ。
当初考えていた作戦では、証拠などを手に入れて大人に自分達の話を信じてもらい、本気で事に当たってもらい森の異変を解決するっといった作戦だったが、今はその時と比べて事態が変わった。
≪魔物使い≫が出現する規模の異変になったことにより、イルマ達は後の事を大人に任して待機など悠長なことを言っては要られなくなったのである。
その為、イルマ達は森の探索を大人に反対されてでも行うぞ!、と決めては新しい装備を購入したり、数十日間の間模擬戦で力を高めたりと準備をしてきたのだ。
その結果、≪魔物使い≫≪オーク≫といった多くの魔物達を倒したり、鍛練で力を高めたイルマ達のステータスは以前よりも大きく上昇していた。
それが、これだ。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
名前 ダン
年齢 10歳
加護 剛体の加護
職業 闘士5→8
性別 男
レベル 10→16
力強さ 95→115
体力 95→115
頑丈 120→145
敏捷 90→105
魔力 30→40
合計90up!
技能スキル
【通常】
≪体術2→3≫≪剣術4→6≫≪盾技2→3≫≪気配察知1→2≫≪空間認識1≫new≪身体活性1≫new
【希少】
≪頑強4→5≫≪闘気3→6≫
【耐性】
≪打撃耐性1→3≫≪痛覚耐性2→4≫
【魔法技能】
無し
【職業技能】
闘士技能≪闘気倍増≫
【固有技能】
※≪戦気覚醒≫
名前 メラ
年齢 10歳
加護 魔女の加護
職業 魔術師5→8
性別 女
レベル 9→15
力強さ 55→70
体力 65→80
頑丈 55→70
敏捷 75→90
魔力 165→195
合計90up!
技能スキル
【通常】
≪棒術2≫≪魔力感知2→4≫≪魔方陣作成1→2≫≪魔力活性1≫new
【希少】
≪魔力覚醒4→5≫≪魔力消費減少4→5≫
【耐性】
≪魔法耐性1→3≫≪精神耐性1≫
【魔法技能】
≪風3→4≫≪火4→6≫≪水1→2≫≪土2→3≫
魔力操作4→6、魔力放出4→6、無詠唱new
【職業技能】
魔術師技能≪魔力爆発≫
【固有技能】
※≪魔道深域≫
名前 シーラ
年齢 10歳
加護守護の御加護
職業 呪癒師5→8
性別 女
レベル 9→15
力強さ 50→60
体力 80→100
頑丈 60→80
敏捷 60→80
魔力 130→150
合計90up!
技能スキル
【通常】
≪体術1≫≪魔力感知2→3≫≪家事3≫≪短剣術2→3≫
【希少】
≪治癒力4≫≪魔力回復4→5≫
【耐性】
≪打撃耐性2≫≪魔法耐性1→2≫
【魔法技能】
≪水4→6≫≪風1≫new
回復魔法1→3、魔力操作4→6、魔力放出4→6、無詠唱new
【職業技能】
呪癒師技能≪祝福結界≫
【固有技能】
※≪不浄聖鈴≫
名前 イルマ
年齢 10歳
加護 冒険の加護 ≪学習の加護≫
職業 練装師5→9 2nd≪魔術師5→7≫3rd≪剣士3→6≫4th≪村人10≫
性別 男
レベル 11→18
力強さ 205→330
体力 215→335
頑丈 205→330
敏捷 205→325
魔力 615→735
合計610up!
技能スキル
【通常】
≪算数5≫≪土木5≫≪画家2≫≪歌唱1≫≪工作2≫≪掃除5≫≪聞き耳6→8≫≪演技5≫≪剣術3→5≫≪格闘2→3≫≪疾走4→6≫≪射撃2≫≪気配察知3→5≫≪気配遮断2→4≫≪鷹の目5≫≪魔力感知2→4≫≪暗視1→2≫≪腕力強化3→5≫≪脚力強化1→3≫≪身体活性1≫new≪空間認識1≫new≪遠視1≫new≪魔力活性1≫new
【希少】
≪成長促進4→5≫≪蓄積2≫≪隠蔽5→6≫≪複数職業2→3≫≪器用貧乏4→5≫≪罠作成1≫≪闘気3→4≫≪魔力視1→2≫≪限界突破1≫new
【耐性】
≪苦痛耐性5→6≫≪毒耐性2≫≪打撃耐性2→3≫≪魔法耐性1→3≫≪麻痺耐性1≫new
【魔法技能】
≪風3→4≫≪火3→4≫≪水3→4≫≪土4→5≫≪木1≫new
回復魔法2→3、無詠唱、魔力操作5→7、魔力放出5→7、生活魔法
【職業技能】
村人技能≪村人の決起≫
魔術師技能≪魔力爆発≫
剣士技能≪決死の一撃≫
練装師技能≪職業連擊≫≪練波連撃≫
【固有技能】
◆≪開示1→2≫≪メニュー≫≪ガチャ2≫※残り0sp(ガチャポイント)≪
(【ガチャ2】レア度解放、アイテムガチャはレア度の高いアイテムが当たりやすくなる、ステータスガチャは上昇値が+10→+20)
◆【開示2】【開示】ステータスや物の詳細が見える+隠された物をも情報を開示することが出来る。(隠す強度関係なく開示する)
≪
(闘気、技能、魔法を同時や複数、連続発動可能にする)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
イルマ達4人、鍛練と大量の魔物を低いレベルで倒したことによって、レベルが5レベル以上も上がっており、各自不得意分野以外の能力値が100近く、得意分野に至っては100を大きく越えて伸ばしていた。
それに加え、イルマ達は鍛練で各技能の強化だけではなく新しい技能を会得していた。
ダンの場合は、通常技能【空間認識】と同じく通常技能である【身体活性】の2つの技能を習得。
メラの場合は、模擬戦でシーラの守りを破る為に通常技能【魔力活性】と魔法技能【無詠唱】を習得。
シーラの場合は、メラと同じく魔法技能【無詠唱】をメラの攻撃を防ぐ為に習得し、攻撃手段として魔法属性【風】を習得したのである。
そして、イルマはというと【空間認識】、【身体活性】、【魔力活性】等の皆が新しく習得した技能を真似して習得し、それに加え、通常技能の【遠視】とダンの固有技能による身体強化に勝つ為に固有技能【ガチャ】で希少技能【限界突破】を手に入れた。他にも耐性面では【麻痺耐性】を、魔法面でも新たに【木】の魔法属性を習得するという異常な成長を見せていた。
──────────────
・通常技能【空間認識】
魔力をレーダーのように使うことで辺りの空間を認識する技能。
・通常技能【身体活性】
自分の身体能力を活性化させる技能。(強化系とは違い、自身が本来持っている肉体の力を最大限に発揮する技能)
・通常技能【魔力活性】
自分の魔力を活性させる技能。(魔法ではなく、自身が本来持っている魔力の力を最大限に発揮させる技能)
・通常技能【遠視】
遠くにある物を魔力のレンズを通して、まるで近くを見るようにすることが出来る技能。見やすさは魔力を消費することで変更可能。
・希少技能【限界突破】
この技能を使用すると、限界を越える動きや能力を一時的に突破して発動することが出来る技能だ。
その際、生命力や魔力からなどからその分の帳尻を合わせる為、この技能を使用後は弱体化や激しい力の消耗が伴う。
・耐性技能【麻痺耐性】
状態麻痺に対する耐性。
・魔法技能【無詠唱】
魔法を使う際の詠唱を省く技能。(但し、詠唱時よりかは魔法の威力は下がる)
・魔法属性【風】【木】
魔法属性の1つ。風属性は基本属性の1つであり、見えにくさと速い攻撃が特徴。木属性は魔法属性【水】と【土】を習得している者が覚えることが出来る属性魔法。木属性の魔法を放つ以外にも、存在している木を操ることが出来る。
──────────────
ちなみにダンについては今回習得した通常技能【空間認識】のお陰で、少ないが使っていなかった自身の魔力を活用することが出来るようになり、これからは魔力も鍛えていくことが出来るようになった。
で、肝心のイルマはというと、レベルが7も上がり、能力値も固有技能【ガチャ】を活用することで全ての能力値がついに兵士クラスになった。魔力値にいたっては、兵士クラス処か騎士や上級者冒険者クラスまで至る成長を見せていた。
他にも、耐性も新しく【麻痺耐性】を得て、【毒耐性】も合わせて森の探索では活躍してくれるだろうと思われる有効な耐性得てこの成長にイルマ自身も満足な様子だ。魔法も新しく≪木≫属性の魔法を覚えた。これは、イルマが森の探索に向けて有効と思い、頑張って覚えたのだ。
そして、まさかの固有技能の枠に前に覚えた技≪
何故なら、【後天的】に固有技能を得たなんて話は神や聖霊からなど力を授かったという英雄談ぐらいしか聞いたことはない程だったからだ。
…………そして、固有技能といえば【ガチャ2】に続き、漸く【開示】も【開示2】にレベルアップし、ステータスや物の詳細が見える能力に隠された強度に関係なく、隠された物の情報も開示することが出来るように効果がUPしていた。
森の中に入ることに緊張していたイルマ達だが、自分達の成長したステータスと新しい装備を確認しては、「今自分達が出来るだけ鍛えて準備を整えた、後は覚悟を決めるだけだ!」と深呼吸し、森に入る気持ちを決意を決めていくる。
そして最後に、イルマが森の中に入る前に皆の顔を見て最終確認だと言わんばかりに皆の顔を見ていくと、皆の顔から"行けるぜ""行けるわ""行く"、と言葉が聞こえてくるような気がする顔をしていた。
そんなメラ達の顔を見たイルマは、自身も目に力を入れて頷くことで返事する。
「皆、今から森の中に入るよ!」
「森には異変が起きる前から、今まで戦った魔物とは違って毒持ちや姿を擬態をして襲ってくるような戦ったことが無いタイプの魔物がいた筈だけど、異変が起きてる今は他にも森にはいない筈の魔物がいたりと、何が起きるか分からないから気を抜かないで慎重に探索するよ!」
イルマの掛け声と注意に、メラ達は頷く。
「それと、今回は調査より"慣れ"がメイン。その為、先ずは森の浅い所から探索していき、行けると思ってもまだ奥はまだ行かない」
「後、決して無理はせず、危ないと思ったら直ぐに撤退。これは絶対だから!」
「「「了解!」」」
「よし。入るよ!」
覚悟を決めたイルマ達は、ついに森の中へ入っていった。
そして、覚悟を決めて森の中に入ったイルマ達だが、幸いなことか森の中に慣れる前に直ぐには魔物が襲ってくることはなかった。しかし、それでも気を緩めずに先へと足を運んでいった。
イルマ達が森に入った頃、森の奥では……
"ゴゴ、ゴゴゴゴォーー!、ズドォオーーン!!"
地鳴りの音とともに地面に穴が空く。
そして、その穴には階段が付いており、しかもその穴からは魔素が漏れてきていた。
しかも、その穴の階段からは魔物が何体も登って出てきた。
階段を登って出てきた魔物は1種類だけではなく何種類もいて、その中には以前イルマ達が倒したオークやまだ倒したことがない種類の魔物もいた。
そして、穴の階段から登って出てきた魔物は森に入っていくのだった……
今回、イルマ達が新しく手に入れた技能
・「ダン」……≪空間認識1≫new、≪身体活性1≫new
・「メラ」……≪無詠唱≫new、≪魔力活性1≫new
・「シーラ」……≪無詠唱≫new、≪風魔法1≫new
・「イルマ」……≪空間認識1≫new、≪身体活性1≫new、≪魔力活性1≫new、≪遠視1≫new、≪限界突破1≫new、≪麻痺耐性1≫new、≪木の魔法1≫new、【三位一体】の技が固有技能化になる。
【開示→開示2】
【開示】の能力である、ステータスや物の詳細を見る能力に+隠された強度に関係なく、隠された物をも開示する。
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