○月✕日月曜日2時限目
『日本語でいいかな?俺英語苦手なんだ。俺も1年生だからタメ口で全然いいよ』
ときていたので
『うん分かった。改めてよろしく』
こうした奇妙な会話はずっと続いた。
好きな物、嫌いな物、そんなくだらないことばかり話した。不思議なのは実際に会って話をしようということにならないことである。でも、わたしにとってそれはとても都合がよかった。こんな姿を見たらきっと皆と同じように私に嫌悪を抱くと思うのである。私は今まで幸せだと思えたことがなかったが、彼と話をする時だけは幸せだと思えた。絶対に手放したくなかった。
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