第4話 その後の生活&後書き  

結局、義妹は、税金を納めたところで結婚出来なくなるならと、手元にお金を残すことにしたらしい、


 でも、監査局にばれて、持ち金没収。


 本人は、平民に紛れたつもりでも、事あるごとに貴族の待遇を要求してたら、そりゃあ、ばれるでしょうよ、しかも、元々の屋敷がある場所から、20分程の距離って隠れる気があったんですか?


 全財産没収されて、平民でのやり直し、でも、どこでも雇ってもらえず、バルミア家の下請けで働いてもらってます、クレドール商会も、大変嫌がってますが、王都でのコネが欲しいため、何とかこらえているようです。


 母親は、足が痛いとか、腰が痛いとか、目が悪いから働けない、もっと若かったら、どんな仕事だって出来るのに、働くことも出来ない自分は可哀そうだと言って、毎日、義妹と喧嘩してるみたいです。


 義姉は、浪費癖が治らず、多額の借金がばれ、嫁ぎ先のお義母様から、毎日つきっきりで監視されてるそうです。そのほうがいいと思いますよ、ご自分の子供の靴下まで、王都の人気デザイナーに頼むなんて、バカか王族のやることですから。


 最後に旦那様なんですが、お父様とお兄様に厳しく仕込まれております。時々、疲れた~、もう限界~、などとおしゃっていますが、なかなか、頑張っていらっしゃるようです。



 ですが、厳しく仕込まれてるおかげでしょうか、お顔が引き締まり、男らしくなられました、そして、時折、チラチラと視線を投げかけるマダムがいらっしゃいますが、あまり気づいていらっしゃらないようですね。


 そのままでいて下さいね、自分の旦那様に、ざまあをする気はありませんから、今のところはね。


 さて、帳簿を戻して家に帰りましょう、狭いながらも楽しい我が家です、お父様は、もっと大きな家を借りるなり、買えばいいとおっしゃってくれますが、身の丈に合った生活が一番ですわ。


 旦那様の収入が増えたら、引っ越せばいいのですし、増えなかったら、私が働けば良いだけですから、私はそれほど安くないんですのよ、旦那様。   





                                             END




        ~後書き~


 お読みいただきありがとうございました。

 実はこれ、ほぼ、実話なんです。  

 えー、うそー、  

 そうですよね、  お気持ちわかります。 

 でも、事実なんです。7~8割程!


 なので、彼女たちの楽しい? エピソードまだまだあるんですよ。


次話は、浮気した旦那様にざまあ、です。



  

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