ロールアウト前の秘密兵器、アクティベート前のシステムを、取り残された中学生たちが操艦することになる流れは、良く出来ていると思いました。
あと、実験体Dと呼ばれる少女、マノン。儚げな感じがする半面、基地の機器を破壊したり、監視の兵士を倒しているらしいので? 気になるところです。
追手の水上艦サターンとの対戦は、いわゆる潜水艦モノにハズレなしといわれるあの感じて、クールだと思います。やられ役のサターン側視点も丁寧に描かれていて、良いです。熱くなりがちな艦長と、冷めてる感じの副長の組み合わせは、案外と良いコンビ? なのかも。
音響反射フレアで海中を掻きまわしつつ、ソーナーポッドで自分だけは見えるっていう組み合わせはなるほど。艦長は、バーニィが適任みたいです。
X1、なぜ、南極に?
というか、何気にこのコンピュータ、冷徹そうで怖いですね。
作者からの返信
天菜真祭さん、コメントをくれてどうもありがとう!
あなたが、digimanの作品に感想を書いてくれた、世界で最初の読み手です。
いわゆる「ファンタジー異世界モノ」が幅を利かせている昨今、こんな真っ当な中高生向けSFは受けが悪いのかなあ、とか感じておりました。
天菜真祭さんのコメントも、当たりどころがバシッと決まっていて、作者冥利につきるというもの。中でも、バトルシーンに注目していただいたのがうれしいところです。作中では一撃であっけなく勝負がついちゃうんだけど、潜水艦戦ってわりとあんなカンジなんですよね。
ぜひ、後編の方もお楽しみいただけたらと思います。南極を目指すマノンの本当の目的、電脳潜艦マーヴェリックに隠された秘密、そして、世界を破滅に導く陰謀……。
どうか、8人のクルーの航海を見届けてください。
最後にもう一度、この物語に出会ってくれてありがとサンクス!!
主役のバーニィを除き、多数の登場人物達をバランス良く、かつ退屈にならない様気を使いながら、少年少女のエネルギッシュさを描写されている事に、羨望を覚えました。
上から目線の言い方で誠に失礼なのですが、期待感をもたせ状況を説明する導入部として満点に近い第一話なのでは?
作者からの返信
あーてぃさん、お読みいただきありがとサンクス!
この作品は、ぼくにとってはじめて手掛けた小説となります。いろいろ未熟な部分も多いのですが、中学生という多感な時期の少年少女を、フレッシュに描きたいと思って書きました。
バーニィたち8人のひと夏の冒険を、ぜひとも最後まで見届けてください。
そして、またお会いできることを楽しみにしています!