#187
「ギャーッ! なんでボクの位置がわかるんだよッ!? もしかしてこっちの
「いや、見えてねぇよ」
「じゃあどうしてッ!?」
「さっきいったろ? 同じ説明すんのはメンドーなんだよッ!」
何もないところへ剣を振り続けるブレイク。
だが、彼が剣を振るたびにガキンッという
その音を聞けば、ブレイクが相手の
「なんだよ? あれだけ大声出していたわりには大したケガはしてねぇじゃねぇか。カスったくらいで
「そんなかすり
そういった小柄な少年は、背中にあるマルチラックシステムのスイッチを入れた。
どうやら先ほどの姿を消す装置――カメレオントロンとは別のものを
彼の
「そのダセェーもんからまたなにか出てくんのか? マルチラックシステムだがなんだか知らねぇが、そんなもんでなにをしようが、テメェじゃオレは
「たしかに君は強いね。さすが共和国最強といわれるハザードクラス。あの黒犬、
「テメェを殺すのは難しくなさそうだけどな」
「言うねぇ~。でもまあ、それもやり方を変えればいくらで殺れるっしょッ!」
少年がそう
ブレイクは肩から流れる血を気にせずに、何もないところから飛んでくる
そして、弾を払ってみて思う。
おかしい。
まるで水でも切ったかのような、そんな
その
「気が付いた? そう、それは弾丸じゃないし、レーザーとか
「こいつはテメェの
この少年はまさか自分と同じ
だがこの
それなのに、どうして能力が使えているのか。
考えているブレイクへ少年が
「へへーん。どう?
「テメェも加護持ちか? それとも
「残念、ハズレ~。ボクは
「そうかよ、大体わかってきた。テメェは共和国の
「ピンポ~ン。
小柄な少年は両手を
だが、それはブレイクのことを
「でもさ~そんな最強で頭のいいリア充でも、この
そして、ニタニタを
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