#38
ジャガーと
その考え事とは、ジャズと出会ってからのことだ。
ジャガーにはああいったが、やはり彼女のことが気になってしょうがない。
しかし、考えれば考えるほどに
もうこのままジャズとは会えないのだろうか。
ミックスはそんなことばかり考えてしまう。
「でもまあ、こんなもんだよね……ハハハ……」
彼はそう思いながら
そこで自宅の
二本の足で立ち、
それは、ジャズにプレゼントした
「ニコ……? お前なのかッ!?」
ミックスが呼びかけると、ニコは
そして、その
ミックスは
「ジャズと
ミックスがそういうと、ニコは何かを思い出したようにハッとし、彼の手を引き出して早く自宅へ入るように
何をそんなに
「あれ、ドアが開いてる……。閉め
ミックスは家を出たときにたしかに鍵はかけていたはずなのだがと、ドアノブに手をかけてニコと共に中へと入った。
「これって……?」
ミックスが
彼がそんなニコを目で
「おッ、ずいぶんと早い
そこにはサイドテールの少女――ジャズ·スクワイアが立っていた。
ミックスは何故彼女が自分の家にいるのかが、わからないでいた。
「えッ!? ジャ、ジャズがなんでッ!? うわぁぁぁッ!」
そして、
ジャズがそんな彼を見て
いつの
「人のことをオバケでも見たみたいに
「だって、てっきりジャズは国へ帰っちゃったのかと……。それに、その
いつものミリタリールックとは
ミックスは、
「
ジャズが言うに――。
彼女がブロードたちのテロ
留学先の学校は、ウェディングが
小学校から大学までエスカレーター
「そういうわけで、しばらくこっちに住むことになったから、あんたには
少し
顔を
「ジャズ……」
ミックスはその身を
それからゆっくりとその顔をジャズの顔へと
「ちょ、ちょっとあんたッ!? 何をする気よッ!?」
ジャズは口では
むしろ待っている――そんな感じだ。
そしてジャズは
(あれ、まだなの? こっちはもう
彼女がそう思っていると、ミックスは
「人の家に
「えッ……?」
「まったく
「あんたって
「あれ……? ジャ、ジャズさん? 今は俺が大事な話をしていたところなんだけなぁ……」
「そんなこと知ってるわよッ!」
「ギャァァァッ!」
プルプルとその身を震わせたジャズが顔を上げると、ミックスの
ミックスはあまりの
「ふん、
「ちょっとジャズ!? なんで
「別に怒ってないよ、バカミックスッ! さあニコも帰ろう」
ジャズはニコを抱くと扉をバタンと
「でもまあ、こんなもんだよね……ハハハ……」
いつもの彼の
その表情は
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます