冬の景色

クースケ

白からの汚点

そこには、誰もいない


寒さが体を蝕み


寒さで震えが止まない。

その唇からやっと出た

その言葉は誰にも伝わらず


温かさを纏った息も

体温も 感覚さえも

とうの昔に忘れたような感じに陥った。

彼は一面 冬化粧の中の小さな汚点だった。

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