なんでそうなるの?
だるま
第1話 なんでそうなるの?
AIが人間と戦争を始めて5年。
この戦いにより人口が約5割を失った。
人類のほぼ全員が負けを確信するなか、ある男は勝利を確信していた。
「もう、人類は終わりだ!皆でもうこんなところから逃げよう!」
一人の大学生が、の前で突然叫んだ。すると、その大学生に向かってアフロの青年が声をかけた。
「なんでそう思うんだ?」
「は?そんなのきまってるだろ!
「なんでそうなる?人口が少し減っただけだ。まだ世界各地の軍隊はほとんど残ってる。もうすぐできる機械を完全に動かなくさせるウイルスが開発できれば、一気に制圧できる。AIの勢力が増えたところで関係ない。」
大学生は苦し紛れに叫んだ
「じゃあそれまでに人類が制圧されない保証がどこにあるんだよ!」
「おまえ、ばかか?」
「なに!」
「これまでの5年で3割しか減ってない。対AI用武器ではなく人を殺す用の武器でだ。だが着々と対AI用の武器も出来上がってきている。これで少なくともあと6年は持つ。お前、なんも知らねえ不安を煽るんじゃねえよ」
「なんだと!俺は機械国際大学の機械科トップのエリートだぞ!」
「どこだよそこ。お前の妄想じゃねえのか?」
「そんなわけ無いだろ!」
「大体お前は何者なんだよ!」
「俺か?俺はただの科学者だ」
なんでそうなるの? だるま @sanufute
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます