総理大臣暗殺事件

日本のスターリン

第1話 捜査篇

 季節は秋真っ只中。解散総選挙が行われたばかりだ。その総選挙で初めて政権与党となって日本の首相になった「日本道楽党」代表の亜保あほ芯贈しんぞうが東京都内の自宅で殺害される事件が起こってしまったのである。殺害状況から顔見知りの犯行だと推測され、犯人も議員仲間だと疑われた。その議員仲間の内、動機がありそうな3人が最重要容疑者として挙げられた。

 ベテランのキャリア警部の山下やまもと太郎たろうは、3人の容疑者を警察署に呼び出し事情聴取する事にした。

 最初に呼び出したのは「れいわSOS団」という政党の犬神いぬがみもう代表を呼び出した。山下は取調室で丁寧に尋問した。


「犬神さん。あなたは日本道楽党の前身である「広告税導入党」から離党し、れいわSOS団を立ち上げましたね?」

「ああ!」

「広告税導入党は名前の通り、広告税導入を掲げる政党で、日本道楽党もれいわSOS団も広告税の導入を掲げていますよね」

「そうだよ!れいわSOS団のSOSは、S『消費税を廃止し、それを』、O『補う財源として広告税を導入し、NHKを』、S『スクランブル放送にする』の略なんだ」

「貴党は、広告税導入の他にも、消費税廃止やNHKをスクランブル放送にする事やアニメ・漫画やゲームの表現の自由を保障する事等、他の政策も日本道楽党と似たり寄ったりなのに、なぜ離党してまで新政党を立ち上げたのですか?」

「性格の不一致ってやつですよ。亜保とは反り合わなくってね」

「本当ですか?本当はなにかトラブルがあったんじゃないですか!」

「確かに亜保とは激しく揉めていたよ。喧嘩別れってやつだ」

「本当は揉めていたのではなく、強請られていたのではないですか?」

「な、何を証拠にそんな事を!」


 そういう言われると、山下は「コホン」と咳払いをし、ある証拠を突きつけた。犬神の顔色が変わった。


「この映像はあなたが広告税導入党からお金を横領していた証拠です。亜保さんの自宅のパソコンから出てきましたよ。パソコンのデータは全て消去されていましたが、復元したらすぐ見つかりました」


 犬神は下唇を噛みしめ、両手を強く握り潰した。犬神の手からは血が流れ落ちる。しかし、犬神は落ち着きを取り戻し冷静に弁解した。


「た、確かに横領はしたが、でも殺人はしていない!」

「往生際が悪いですね~。恐喝に耐え切れなくなり、つい魔がさしてっちゃったんじゃないですか?」

「そ!そんな事はない!断じてない!」

「では、亜保首相が殺された11月1日の朝10時頃のアリバイをお伺いしましょう」

「11月1日の朝10時?」


 その言葉を聞いた犬神は突然勝ち誇ったような顔になった。犬神は豪語するように自慢げに語り出した。


「その時間なら、家で動画サイトに生配信していたぜ!朝9時から11時までの2時間の間みっちりとな!嘘だと思うならタイムシフト視聴してみな!リアルタイムでコメントと会話しているからよ!確かな証拠になると思うぜ」

「成程…。確認してみます」


 山下はひとまず犬神を帰した。次に呼び出したのは、「れいわ白虎隊」という政党の狩野栄子代表である。女性のような名前だがれっきとした男性である。彼の祖父が女の子と勘違いしたまま出生届を出してしまったのである。

 山下は取調室で、狩野を問い詰める。


「狩野さん。あなたは日本道楽党の前身である「広告税導入党」から永久除名処分にされ、れいわ白虎隊を立ち上げましたね?」

「そうだよ。不本意ながらね。だから、弊党も広告税導入を掲げている。消費税廃止やアニメ・漫画やゲームの表現の自由を保障する事やNHKをスクランブル放送にする事もね」

「亜保代表に除名された事を恨んでいたんじゃないか?」

「確かに恨んでいたよ。ボクは未婚者だよ?だから何人と恋愛しようが自由恋愛の範疇だ!」

「あなたは六股を掛けて、6人の女性と同時に交際していましたね。そして、それが原因で除名されたそうですね」

「そうだよ。付き合ってこそいたが、誰1人として別に婚約していたわけじゃない。別に不法行為じゃない。婚約や結婚さえしていなければ何人と付き合っても合法なんだ!」

「しかし、マナーとしてはどうなのか…法律を侵さなければ何をしても良いという訳じゃありませんよね?」

「別に鼻をほじったり、貧乏ゆすりしたり、シャカパチしたり、くちゃらーになったりしている訳じゃないよ。複数の異性と交際する事はそれらと違ってマナーの範疇さ!誰にも迷惑かけていない!女性をあんなに魅力的に作ったのは神様なんだから、神様だって複数の女性と付き合う事を許してくれるさ!」


 「交際相手には迷惑かけているだろう」と心の中で突っ込みながらも山下は次の話を進めた。


「それだけじゃなく未成年とも交際していましたよね?」

「あれは年齢を鯖読まれていて仕方がなかったんだ。未成年だとは知らなかったんだ。未成年だと分かった後はすぐ別れたよ」

「なぜ未成年だと気が付いたんですか?」

「野生の勘……かな」

「野生のですか…」

「とにかく、六股は自由恋愛の範疇!未成年との交際も未成年だと知らなかっただけ!どっちも不法行為じゃないよ!だのに不当に除名されたんだぜ!酷すぎるよ!」

「だから殺したんですか?」

「まさか!亜保を殺した所で永久除名処分を解除されるわけでもないのに!亜保には、恨みはあるが動機はない。亜保を殺した所で永久除名処分が取り消されて再入党できるわけじゃないんだから!」

「よろしい。なら、亜保首相が殺された11月1日の朝10時頃のアリバイをお伺いしましょう?」

「11月1日の朝10時?」


 狩野はアリバイを思いだそうと必死に悩んでいるようだった。しかし、アリバイが一向に思いだせない。ふと、狩野が提案した。


「スマフォを見ても良いですか?その日のスケジュールが書いてあると思うのですが」

「どうぞ」

「どうも。…あった!あった!これだ!その日なら、9時から12時の3時間の間、大阪のテレビで生放送に出演していましたよ」

「それはなんて番組ですか?」

「『マジカルズのパワー』って番組だよ。その観客席にずっと座っている。ちょうど司会者の真後ろだからほぼずーっと映っているよ!その番組は観客も背景として映すんだ!勿論フレームアウトも何度もしているが長くとも十数分弱だ。そんな短時間では抜け出して東京まで行けまい」

「成程…。分かりました」


 山下はひとまず狩野を帰した。最後に、日本道楽党の共同代表の呉瑠悟ごるご十三じゅうぞうを取調室に呼び出した。


「呉瑠悟さん。あなたは日本道楽党の共同代表でありながら、亜保首相と激しく揉めていたそうですね。あなたと亜保代表が何度も激しく口論しているのを何人もの党員が目撃しています」

「はい。選挙さなかという事もあって、その後の処遇は選挙後に決める事になっていました」

「何が口論の原因だったのですか?聞いたところによると『完璧なパーフェクトユートピアシステム』について揉めていたそうですが?」


 「完璧なパーフェクトユートピアシステム」という言葉を聞くと、呉瑠悟は人が変ったように演説するように話し出した。


「人類はいずれ毎食変わるメニュー3食で1日に必要な栄養摂取量が満たされるような食事が配給される管理社会になる!そうすれば人々は暴飲暴食の誘惑から解消され、ダイエットやメタボに悩む必要がなくなる。勿論、飢餓や栄養失調も無くなるんだ!そして、人口もいずれ管理社会でコントロールされるようになる。必要な時に必要な人数だけ作る。これで人口爆発や人口減少に悩まされる必要は無くなる。人口は減りすぎても増えすぎても不便になるのだ!人工子宮・体外出産が実現され、不老不死が実現されれば、人類の誕生は全て機械的に管理されるようになる!不老不死が実現しても不慮の事故による死は免れない。ここでいう不死とは老衰による不死である。だが、不慮の死がある度に、体外出産を行えば、人口は常に一定に保つ事ができる。不老不死になればそれ以外では基本的に出生する必要は無い。よって人口が増えすぎる事もない。いずれ、人が減った時だけ出生が行われる社会になる。常に一定の人口が保てる社会になるのだ。人工的に人口が監理される社会だ。完璧に出生が監理された世の中がいずれ実現される!人類はいずれ管理社会のシステム下で生活するようになる。その管理システムの完成こそ人類が最終的に到達するユートピアだ。名付けて『完璧なパーフェクトユートピアシステム』!!完璧なユートピアシステムが数百年から数千年後には誕生するであろう!」


 呉瑠悟は講演会のような長台詞で山下に檄を飛ばした。山下は突然始まった演説に少し引いてしまう。しかし、呉瑠悟のエッセイのような演説は止まらない。


「また、いずれ人類は屋内でしか活動しなくなるだろう。地球全土が屋内ならば、雨風や紫外線に悩まさられる必要は無い。冷暖房を完備すれば寒暖に悩まされる事もない。人々は天候の悩みから解消されるのだ!地球全土が室内と化すのだ!『地球ドーム化計画』だ!流石に地球そのものをドームで覆うのは難しいが、人間の生息域だけをドーム化する事はいずれは可能なはずだ。人類の生息域はいずれ屋内化する!外に出る必要があるのは離れたドーム間の移動だけだ。その移動も乗り物で行われ、人類は外に出る必要がなくなる。それが『地球ドーム化計画』だ!『地球ドーム化計画』も完璧なパーフェクトユートピアシステムの一つとして組み込まれるだろう!」


 山下は「はぁ…」という声で相槌を打ちながら、呉瑠悟の話が終わるのを待っていた。ようやく話が終わったと思った山下は話を纏めようとした。


「つまり、その完璧なパーフェクトユートピアシステムを亜保首相に否定されたと?」

完璧なパーフェクトユートピアシステムや管理社会を否定するのはプライドが高いせいだ。プライドが邪魔をし、実利を無視している。プライドが高い故に、管理される事を嫌う。それが物事の合理性を妨げている。『ある所に一匹のクマが居ました。そのクマは川で鮭を捕まえて食べようとしていました。ところがもう一匹のクマが現れて鮭を横取りしようとしたのです。当然二匹のクマは喧嘩になりました。二匹が喧嘩している内に鮭は飛び跳ね川に逃げてしまいました。鮭が逃げたのをみてクマは喧嘩をやめましたとさ』!プライドの高い人間同士なら、鮭が逃げた後も喧嘩を続けたであろう。喧嘩を続ける理由がなくなっても勝ち負けを決めようとするプライドの高い人間の実利を無視した悲しい習性だ。鮭が逃げてしまった以上は喧嘩を続けても鮭は手に入らない。それでも喧嘩を続けるのは合理性を無視したプライドの高い人間だけだ。プライドの高さは時に慢心を産み、時に実利を度外視させる。非常に効率の悪いのが高いプライドだ。大事なのはプライドよりコンプライアンスだ。プライドの高さは人を盲目にさせる。正しい選択をプライドが邪魔するのだ。プライドばかり高くても全く意味はない。プライドとはすなわち感情論だ。感情論を政治や化学に持ち込むのは蛇足だ!」


 しかし、呉瑠悟の長い話はまだ続いた。呉瑠悟の強い主張に圧巻されながらも、山下は本題に入ろうとした。


「はぁ。はぁ。もうそれ以上は結構です。アリバイをお聞きしたいのですが、亜保首相が殺された11月1日の朝10時頃は何をしていたでしょうか?」

「うーん。覚えていないなぁ…。確か…。そうだ!思い出した!その日は北海道のシャクSHINEシャイン旅館にチェックインしているよ!チェックインしたのがちょうど朝の10時頃だった!」

「分かりました。確認してみましょう…」

「ちなみに、その旅館は古くて防犯カメラとかは有りませんでしたが、その時は顔に怪我をしていて鼻に絆創膏、ほっぺにガーゼを付けていたから、旅館の人もきっと僕の事よく覚えているはずですよ」


 山下は呉瑠悟をひとまず帰した。数日後3人のアリバイが確認された。3人の話は本当だったのだ。

困った山下は、部下を1人連れて、探偵の赤山あかやま豪盛ごうじょうに相談に行った。赤山は山下の古くからの友人である。事件が詰まると、時々相談に行くのだ。

 山下が探偵事務所の事務室を訪ねると赤山がホームズのコスプレをしてパイプをふかしていた。


「タバコは身体に悪いぞ」

「心配ない。ぼくが吸っているのはハーブだから。薬品は一切使っていない天然のハーブ」


 赤山が吸っているのは俗に言う危険ドラッグ(脱法ハーブ)の類ではなく、普通の健康的なハーブであった。赤山はパイプからぷかぷかと円形の煙を吐いた。


「実は君に頼みたい事があるんだ。君に解決して欲しい事件がある」

「今話題の事件と言えば、日本の総理大臣殺害事件かな?」

「そうなんだ。話が早い」

「報酬は警察発表で事件解決の協力者としてぼくの名前を出してくれるだけで良い。いつも通りにな」

「いつもスマン!」

「なぁに。いつも警察発表でぼくが事件を解決したと公表されているおかげでぼくは72時間大忙しだ。win―winさ」


 そうして赤山に3人のアリバイに付いて話した。赤山はすぐに推理を始めた。


「犬神容疑者のアリバイだが、前もって撮っていた動画を生放送で流し、その動画の台詞に合うように自らコメントを流して、あたかもリアルタイムでコメント返ししているかのように装い、アリバイを作ったとは考えられないか?」

「運営に確認を取ったが、犬神にコメント返しされたコメントは十数の携帯端末から寄せられていることが分かった。そのため自作自演の可能性は低い。今、一応携帯端末の主を割り出している所だが、犬神がその携帯全ての持ち主である可能性も、他の携帯の持ち主たち全員にアリバイ工作を依頼した可能性も低い」

「では、狩野容疑者についてだが、狩野容疑者に双子の兄弟とかは居なかったのか?もし居れば双子である事を活かしアリバイを作った可能性もある」

「確かに狩野は双子なんだが、二卵性の双子で性別も女だ。狩野なぱ子という名前の妹だ。似ていない訳ではないが、簡単に見分けがつく」

「では、呉瑠悟容疑者についてだが、呉瑠悟容疑者の知り合いに呉瑠悟容疑者に似た人物はいなかったか?似た人物が彼の近辺にいたなら、その人に替え玉を頼んだ可能性も考えられる。チェックインなんて一瞬だ。そっくりさんでも十分誤魔化せる!その時、顔に絆創膏やガーゼを付けていたならなおさらだ。人は絆創膏やガーゼなどの特徴があると、そっちに意識が集中してしまい、顔の印象がぼやけるからな」

「確かに、呉瑠悟の知り合いには呉瑠悟によく似た山田太朗という知人がいる事が判明したが、彼は小柄で声が甲高い。身長はシークレットシューズで誤魔化せるかもしれないが、声は誤魔化せない。旅館の従業員には、アイパッドで呉瑠悟の動画を見せて声もきちんと確認させた」

「声を録音してと言う方法も考えられるが、流石に口から声が出ているか端末から声が出ているかぐらい気が付くか…」

「軽く世間話もしてきちんと会話が成立していたそうだよ。前もって録音した声ではない。確かに従業員は、『鼻の穴に被さる様に絆創膏していたのが印象的だった』と言っていたからそれで顔の印象が薄れた可能性もあるが声までは誤魔化せまい」

「うーむ…」


 流石の赤山もかなり悩むほどの難問であった。赤山の頭の中には2つの可能性が思い浮かんだ。1つはこの3人の中の誰かがアリバイ工作をしている。もう1つはこの中に犯人は居ない。しかし、赤山は前者の可能性を排除せずに、じっくり検討してみる事にした。ここで見落とすと犯人を見逃す恐れがあるからだ。

 赤山は椅子の上に体育座りで座って、じーっと考え込んだ。しかし、妙案は出てこない。そこで気分転換に音楽を掛ける事にした。


「君!君!そこのCDからテキトーに選んで音楽を掛けてくれないかな?」


 赤山は山下の部下の阪崎さかざき美心みここに指示を出した。美心はノンキャリアの新米美女刑事である。美心は身長より長い巨大なチョココロネのような真っ赤なドリルヘアを振り乱しながら困っている。


「私たちの世代は音楽を聴く時CDとか全く使わないんですよね。どうしたらいいのでしょうか…」


 美心が困っていると、見かねた山下が代わりにCDを掛けた。美心はその美しい顔に反省の色を見せ、頭を深々と下げて山下に謝罪した。


「申し訳ありません!」

「いいんだ。お前たちの世代なら知らなくても仕方がない。ワシもレコードのかけ方とか知らないしな」

「CDプレイヤーの使い方を知らない世代が居るなんてジェネレーションギャップだなぁ…」


 赤山が音楽を聴きながら、世代格差に感傷に浸っていると、ギーギーと妙な音がした。山下は耳を塞ぐ。


「なんだこの音は!?」

「CDプレイヤーの方から聞こえてます!」


 美心が巨大なドリルヘアを振り上げながら、CDプレイヤーを指さした。赤山がすかさず音楽を止め、CDを取り出した。


「あちゃー。このCD傷が付いちゃっているよ…参ったなぁ」


 赤山が傷ついたCDを見ながら肩を落としていると、山下が珍妙なアイディアを口にした。


「そういう時は、マジックでCDの傷を塗りつぶすと治るぞ」


 そう言いながら山下はマジックでCDの傷をなぞった。それを見て赤山は手品グッズの種を教えて貰ったかのように感心する。


「そういえば、そんな話聞いた事がある気がする」


 赤山がそう呟くと、美心の美しい顔が不思議そうな表情をし、喋り出した。


「CDを使わないからそんな話も初めて聞きました。先人の知恵ですねぇ」

「まぁな。裏技みたいなもんだ」


 山下は、初めてルービックキューブを6面揃えた子どものように得意げにそう答えた。その言葉聞いた赤山がついに閃いた!


「インスピレーション!」

「どうしたんだね赤山くん?!」

「犯人が分かりました!すぐにここに呼んで下さい!」


 赤山が呼び出す人物とは…?犯人が使ったトリックとは…?

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