第2話 俺って何かした?
「新入生の月倉太陽あとで理事長室に来るように。」
えっなんで?
俺には頭の整理がつかなかった。
そんな俺に隣でチャラ男の悠人は笑っていた。
「太陽まじうけるんだけど。
入学しょ日から皆に問題児認定確定じゃんw。
お前なんかしたの?」
「んなわけないだろ!!!
朝、理事長が困ってたから助けただけでなにもしてないばず……
あっ自転車のにけつしたのを怒ってるのか?」
「お前朝からそんなラブコメイベント起こしてたのかよw
陰キャのお前も隅に置けないなー。惚れられたんじゃね?」
んな事があっていい訳がない
あくまで俺と理事長は……
理事長ってどういうポジションだ?
よく考えてみればグレーな気がする。
別に教師じゃないから問題にはならないか……
って今そんなこと考えても仕方ないだろ。
という結論を自分の中でつけて隣で騒いでいる悠人率いる陽キャ軍団を避けて理事長室に向かった。
理事長室の前まで来ました。
なんか緊張するなー。
職員室とか入る時独特の緊張感があるよねw
なんにしても入らないと始まらないので入ることにする。
コンコン
「失礼します。月倉太陽です。」
無難な挨拶だろう。
すると部屋の中が慌ただしくなっているような気がする。
ガタガタガラララララ……
うん。何が起きているんだ?
さっぱり意味が分からない。
とりあえず返事ないけど入ることにする。
まぁなんということでしょう理事長室にはダンボールが沢山積んであり、何も片付いてないではありませんか……
「理事長来ましたがご要件はなんでしょうか。
部屋の片付けでしょうか?」
その質問に理事長は涙目になっていた。
「こんなはずじゃなかったのにーー!!!」
えっ理事長ってドジっ子キャラなのー!!
見た目からはとても想像がつかなかった。
理事長は大人美人さんみたいでクールな人だと思っていたのに……
俺の中で理事長のイメージは崩れていくのであった。
「まーとりあえず片付けますか。」
そうすると涙目で理事長は
「手伝ってくれるの!くれるのね!」
と、マジ顔で迫ってくるのでそれを突き放しつつ作業にとりかかった。
ダンボールの片付けと書類整理だけだったので意外と早く終わった。
それで俺は問題である本題について聞くことにした。
「理事長。それで俺を呼んだ本当の理由はなんなんですか?」
すると了解は深呼吸してをして息を整えると驚きの発言をした。
「私……佐倉あおいと付き合ってください!」
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