第27話 ヤンデレ化~終章~
「はあぁつ……ここまでくればどうにかなるか……?」
乱れた息を整えようと木に背中を預けて座る。刹那俺の肩が手でつかまれる。
俺はもう自分の運命を感じ取っていたが、ありもしない一筋の光を信じて振り返る。
「レイ君~?逃げたってことは浮気したんだよね?しかも罪を認めて謝るわけでもないし……今回はかなりきついお仕置きが必要かなぁ~。」
「レイド~?あのメスに自分から腰振ってたらしいね……私なんかまだレイドからしてもらったことないのに……。やっぱりお仕置きが足りなかったかな、私でしか勃たないように調教してあげなきゃ……。」
二人の目は暗闇に飲まれた森と同じですべての光を飲み込まんとする、、、。
俺は二人に拘束されそのままズルズルと引きずられて行く。
「あの~ナミさん、ミリアさん…そっちは帝国領と真逆ですよ、、。あの夜なんですけど……。」
二人とも何も言わず無言で俺をひたすら引きずっていく。引きずられ終わったのは王国の首都にある自宅に着いた時だった。強引に引きずられながらもかなりの速度であったため朝方には王国領に入った、その結果昼前には家に帰ってきたのだった。……まるで見せしめとでも言わんばかりに王都の主要通りを引きずられ周りの人から好奇の視線が向けられたのはいい思い出になった。
まさかこんな感じで愛する我が家に戻ってくることになるとは……。
「さてお仕置き開始しよっか、ナミちゃん。」
「そうですね、ミリアさん。」
俺はいつの間にかベッドに四肢を固定された状態で寝かされており、身じろぎ一つできず、口以外はまともに動かすことができない。
「ナミ、ミリア……できればお仕置きは軽くでお願いします、。」
「「うん!!とびっきりきつくするね!!」」
それから1時間ほどかかったのだろうか、ずっと寸止めされ続け俺の精神は崩壊していた。
「ミリアぁああ頼む!!もうイかせてくれぇええええええ!!!」
「ん~?だ~め♡私たちが居るのに他の女とシちゃうような悪いムスコには分からせてあげなきゃね♡」
「ナミぃいいいいいい!!お願いしますぅぅぅううう、イかせてくださいぃいいいい!!」
「え~まだまだこれからが本番じゃない?じゃあこのパンパンのたまたま舐めるね♡」
「んんんんん!!!もう無理!!お願いだ、死ぬぅぅうううう!!」
「しょうがないな~じゃあこれからいうことをちゃんと守るんだよ?」
「はい!なんでも守るから!!だから!!」
「なんでもねえ~♡じゃあ1つ、私達以外の女の子と性行為しないこと、2つ毎日私達と性行為すること、3つ私達と結婚すること、4つ私達に毎日愛を囁くこと、そして5つ私たちの前から勝手に姿を消さない事、6つ自分の命を大事にすること!!分かった?」
「はい……。」
「じゃあイってよし!ちゃんと最後までしごいてあげるね♡」
「あーん♡レイロのたまたま熱々ですよ♡頑張れ♡頑張れ♡」
何度目か分からない射精欲がこみあげてきた。そしてその数秒後俺の脳内は快楽の津波によって支配されて、そのまま気絶した。
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本日より「上京男子大学生の非日常な日常」というラブコメ小説を投稿しております。気が向いたら覗いていただけると幸いです。
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