あの日、小説を捨てた僕達は

時野 綾音

episode1 written by Aya

西暦2090




小説家が相次いで消えた世界




文学を無くそうとした政治家達が相次いで出版社や図書館などを取り壊していった



ある1部の大人は、やめろなどの反対したけど


大勢の大人には関係無いみたい



学校でも国語は廃止された




言葉の勉強は全部つまんない文で終わる




僕は、籘夜摩 綾この穢れた世界で生きる最後の小説家だ



僕の愛してくれた両親はある抗争で巻き込まれて行方知れず



僕が仕事をしていた出版社や図書館は火事とか爆弾とかで小説達と共に消えた



僕が鞄を漁っていたら電話(今で言うガラケー?かな)に通知が来ていたようだ






差出人 RYU

おい、早く待ち合わせ場所に来い

こっちも政府とマスメディアのせいで嘘実記事にされ大変なことになるぞ


後プロット出来たからついでに渡すわ




今の通知は竜のようだ同じ小説仲間でプロットライターをやってるんだ





おっと、そんな事を話している場合ではないな急がなければ小説家にとって今のマスメディアは敵さ




自分が良ければ全て良しの人達だ。

だから政府の使い物にされる






僕は走る この穢れた世界で








僕は生きる 文学を滅亡させないように



[竜!!ごめん遅れた]







少女は何時までも迷って足掻いて生きるのである

















episode2 made in Ryu







[ったく遅せぇな]



ある少年が言った



彼はガラケーを開きある人にメールを送る



差出相手 Aya



おい、早く待ち合わせ場所に来い


こっちも政府とマスメディアのせいで嘘実記事にされ大変なことになるぞ



後プロット出来たからついでに渡すわ




あぁ此処も燃やされちまう





彼の名は初宮 竜


綾の専属プロットライター 、訳してプロッター



文学が好きな同士に呼ばれて


待ち合わせ場所に着いたけどアイツが居ないらしい




何分が経った頃


竜!!ごめん遅れたと、言う彼女

俺の友達の綾だった





[もう此処に集まれないよマスメディアがまた嘘を吐いたみたいだ]




あぁあと嘆く彼女


[あ、そうだプロットプロット]



彼は鞄の中から茶色の封筒を出した



[はいこれ、プロット]


彼女は受け取りありがとうと言う




彼は歩きながらに考えた



彼女は小説家だが創造力が無いみたいだ


国語と言う授業が消えた後に来た子供だからな


逆に文才には優れている



それが羨ましい




俺は、創造力はあるが文才がない



一応漫画や絵本などは小さい頃に読んだが文学というもの小説は見たことがない




幼い頃から家に閉じ込められていたからのであろう



周りが言うに世間知らずらしい




そんな僕は小説が観たいだから文学が嫌われている穢れた世界でも生きている


何時か綾が書いた小説を見るために今日もまたプロットを渡して行こう






少年は前に突き進む夢が叶うと信じて




...... to be continued...

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