その日は花が立てられて6

幸せになるという事は

一体いかなるものなのでしょう

ある人は言います

やわらかいものだと

ある人は言います

温かいものだと

ある人は言います

安らぐものだと

当時の己には知らないものでした

幸せをしないという己に

神様は

腹を抱えて

笑うのです

頭を撫でながら

焦らなくていい

そういうのです

この時分かりました

彼が己へと

降り注いでくれるものは

柔らかいと

包んでくれるものは

温かいと

いてくれることが

安らぐと

ああ、

これがしあわせなのか

神様が注いでくれる

優しさが、

私を受け止めてくれる優しさが、

きっと世にいう

幸せの一時だと

この日から


ボクは


幸せを知りました

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