特別編 ある日の昼下がりにうさぎは木陰で眠る
それは、ある日の昼下がりの事。
天気も良く、春風が優しく吹き抜けていた。
お昼を食べた後でお腹がいっぱいになっている。
そんなフルコースで眠くならない筈もなく、之彦はうと、と木陰で船を漕いだ。
ひらひらと舞う蝶々が之彦の鼻へと止まる。
その様子がおかしくて思わずくつくつと標が笑う。
ゆうきがあんぱんをもぐもぐと口に含みつつふふと思わず笑みを零す。
子音が之彦の様子に目を輝かせた。
「写真撮ろうよ!写真!」
「おっ、いいなナイスだ、子音」
「いいですね、撮りましょう」
標がスマホのカメラを持って自分達の方へと向ける。
「いくぞ!はい、チーズ!」
カシャっ
カメラのシャッター音が鳴る。
日差しが四人を優しく照らしていた。
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