去る鳥後を追わず追いかけることを知らず4

葵に分からぬまま着いていき、着いた場所は学校の裏庭。

人の気配が全くない場所だった。

葵が首に掛けていたカメラを四人へと向ける。

「みんな、笑って」

そう言いながら写真を撮った。戸惑う四人。

カシャリ、とカメラの音が鳴る。

カメラのフラッシュが四人を捉えた。

その途端、葵が輝く光に包まれる。

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