だから
クースケ
雨の妖精さん
私は傘だ。そんな私を
小さなその手はギュッと
両手で、力いっぱい握っていた。
彼の手の温もりが私にとって心地よく
一緒にいたかった。
だけど降り頻る雨は嫌いだ。
そんな中、目にしたのは雨に負けず必死に進んでる。
小さな小さなカタツムリの親子だった。
「ほら ちゃんと、ついてくるんだよ」
そう言っているかのようだった
それ以来雨の日にしか現れない「雨の妖精さん」の
成長を見るのが楽しみになった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます