第三章あとがき

こちらは第三章で出てきた設定のまとめと、感想でご要望頂いたフィーネちゃんパーティーのステータス紹介となります。ステータス周りの裏話も少しございますが、興味のない方は読み飛ばして頂いて構いません。


また、これまでの章で説明された内容については各章のあとがきをご覧ください。


〇第三章終了時点でのステータス

────

名前:フィーネ・アルジェンタータ

種族:吸血鬼(笑)

性別:女性

職業:治癒師、付与師

レベル:15

HP:355

MP:305

STR:365

INT:290

AGI:275

DEX:320

VIT:335

MND:305

LUC:305


Exp:75,385 → 91,837

SP:30


ユニークスキル(13):

吸血:1

霧化:1

蝙蝠化:1

影操術:1

眷属支配:1

血操術:1

魅了:1

雷撃:2

成長限界突破

次元収納:3

精霊召喚 (リーチェ)

容姿端麗

幸運


スキル(23):

言語能力:10

魔力操作:1

闇属性魔法:1

聖属性魔法:10

回復魔法:10

火属性魔法:1

水属性魔法:1

風属性魔法:1

土属性魔法:1

状態異常耐性:10

火属性耐性:1

水属性耐性:1

風属性耐性:1

土属性耐性:1

闇属性耐性:10

聖属性吸収

呪い耐性:10

日照吸収

魅了耐性:10

調合:3

薬草鑑定:3

付与:2

付与鑑定:2


────


フィーネちゃんはトゥカットの町を丸ごと浄化して以来、レベルは上がっていません。


────

名前:クリスティーナ

種族:人間

性別:女性

職業:聖騎士、御者

レベル:30

HP:430

MP:183

STR:423

INT:179

AGI:321

DEX:309

VIT:455

MND:219

LUC:303


Exp:2,810,297


スキル(7):

剣術:5

槍術:3

馬術:4

盾術:3

身体強化:2

操車:2

車酔い耐性:3


────


クリスさんはフィーネちゃんと出会って以来ずっとレベルはあがっていません。


ちなみに、レベル 30 のクリスさんにレベル 15 のフィーネちゃんの一部ステータスが追いついてきてるのはそれだけ吸血鬼という種族のポテンシャルが高いということです。クリスさんのレベル 30 というのは人間としてはかなり高レベルですし、人間としてはクリスさんのステータスはかなり高いほうです。しかしながら種族の壁を越えるというのはなかなか難しいようです。


────

名前:ルミア

種族:エルフ

性別:女性

職業:弓士、漁師

レベル:17

HP:105

MP:188

STR:151

INT:283

AGI:236

DEX:362

VIT:59

MND:277

LUC:171


Exp:40,743


ユニークスキル(2):

精霊召喚 (マシロ)

容姿端麗


スキル(3):

弓術:2

水産物鑑定:2

船酔い耐性:1


────


ルミアは死なない獣退治の時に多くの経験値を獲得しました。獲得した SP はすべて弓術に投入しているようです。なお、ルミアは漁師のスキルである【操船】【漁業】【水産物鑑定】【水泳】【船酔い耐性】のうち、勉強不足が原因で【水産物鑑定】と【船酔い耐性】しか生えてきませんでした。漁師(笑)ですね。【船酔い耐性】が生えた原因は極北の地との往復での壮絶な経験によるものでしょう。【水産物鑑定】は、まあ、ルミアですので。


シズクさんはまたの機会にご紹介いたします。


〇ステータスについての裏話


本編では登場しておりませんが、本編にて説明される機会があるかが怪しいのでここでざっくりと説明いたします。この内容は知らなくても本編の理解には影響はありません。


ステータスを構成する要素は基本的に以下の 5 要素から構成されています。


・レベル

・本人の素質(種族平均値が決まっており、そこから一定の振れ幅で変化します)

・職業による成長補正(例:戦士系は STR があがりやすい)

・成長タイプ(レベルアップ時のステータスの上がりやすさが決まります)

・その他(固定値や割合で増減します。第三章終了時点で 4 人の中に該当者はいません)


これらの要素から各ステータス値を計算する式が決まっており、主要な登場人物はレベルを決めるとステータスが自動的に決まるようになっています。


さらにレベルアップのための経験値テーブルも作られているので筆者はここに介入できません。


場面場面で適当に強さを変えていくと、筆者の能力では辻褄が合わなくなって物語が破綻すると考えこのような制約の下で物語は進行しています。ですが、やはり面倒に思うことは多々あります。



〇吸血鬼について


吸血鬼は文字通り他人の血を啜って生きる種族のことで、クリスさん曰く亜人を含めた全人類の敵(第一章第4話参照)


・聖属性の攻撃に弱い

・日光を浴びると灰になる

・縦長の瞳(蛇や猫みたいなやつ)を持っている

・夜は強くなる、なので必然的に夜行性

・蝙蝠になって闇夜に紛れる

・影や血を操った恐ろしい攻撃を繰り出す

・吸血してどんどん眷属を増やす。

・魅了を使って人々を下僕にする

・霧となって実体を無くすことができる


といった特徴がある。


ちなみに、人間が眷属にされると下級吸血鬼となり、一度眷属となってしまった者を元に戻すことはできない(第6話参照)


なお、吸血鬼は生まれたばかりの時は人と変わらない瞳を持っている。しかし、吸血して眷属を作ることで覚醒し、猫や蛇のような縦長の瞳に変化する。吸血鬼は吸血しなければ生きることができないと言われており、吸血衝動に流されて必ず人の首筋に噛みつき眷属を作ってしまうため、事実上全ての吸血鬼は縦長の瞳を持つことになる(第二章第32話参照)。


吸血鬼が他の吸血鬼の血を啜ることで何やら強い力が得られるらしいが……?(第41話参照)


〇下級吸血鬼


下級吸血鬼に吸血され、眷属とされた者が成り果てる種族。下級吸血鬼になると人間だった時とは比べ物にならないほど強力な力を得ると言われているが、吸血鬼のユニークスキルは一切持っていない。


その分太陽の下でも行動が出来たりと、吸血鬼が人間社会に紛れ込んで生活するための手助けをするための駒として利用される。


また、吸血鬼同様に聖属性魔法には滅法弱く、町全体を薄く広く浄化されただけでトゥカットの下級吸血鬼は全滅した。


眷属とした親となる吸血鬼の命令は絶対で、人間だったころの価値観や性格は完全に破壊されるようだが、記憶は残っている模様。


また、下級吸血鬼は親が死ぬとそのまま消滅するが、時と共に力をつけた下級吸血鬼は親が死んでも生き残ることがある。


なお、本編では語られていないが、この下級吸血鬼は吸血鬼の食料でもあるため、人間の生き血を啜る代用品としても使用される。


第6話、第43話、第44話参照のこと。


〇花の精霊リーチェ


命名はイタリア語の幸せ「フェリーチェ」に由来する。花の精霊は瘴気を浄化することができる特別な精霊で伝説上の存在だったのだが、フィーネがあっさりと契約してしまった。フィーネはリーチェを溺愛しているようで、既にペット馬鹿の兆候が見られ始めているという説もある。


リーチェの能力は瘴気や毒などの穢れを浄化することで成長し、花を咲かせる植物の種を生み出すことができる。


急いで浄化したい場合は、フィーネから魔力を貰うことで花びらを降らせ、その花びらの積もった場所に種を植え、その種に魔力を注いで成長させることでその領域をまとめて浄化できる。


ただしフィーネの魔力をドカ食いするので一日に浄化できる範囲は限られている。


また、リーチェはただ在るだけで、周囲の植物を元気にする力がある。そのため、浄化だけでなく植物を元気にすることもリーチェの成長に繋がる。


第1話、第14話ほか参照のこと。


〇四龍王と大魔王の伝説


炎龍王、嵐龍王、水龍王、地龍王の 4 匹の強力な龍が昔は世界を守護していたが、ある時大魔王に敗れて魔物となってしまい、当時の勇者様と聖女様が頑張って倒したと伝えられている。なんでも世界各地に龍王たちのお墓があるらしい。


第19話参照のこと。

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