第69話 俺ダウン3

次に俺が目覚めたのは…。明け方?だった。

寝る前に緊急用で。ということでスマホを枕元に置いていたので、時間を見てみると04時40分だったのでね。多分…。明け方であってるよな?って今は1人だから聞いても誰も答えてくれないからいいか。


ちなみにまだボーっとはしているが。まあマシにはなったかと思う。

俺は起き上がり水分だけ…。って、あれ?俺豆電球にしたっけ?とか思いつつ。まあボーっとしていたから。豆電球にしたのかもしれない。とか思いつつ移動していると机のところに…。


「先輩。ゼリーあったから置いておきますね。飲み物は私の家の物も先輩のところの冷蔵庫に入れておきました」


海夜からのメモがあった。なかなかかわいい字を書いていた。っか女子だね。メモ用紙もなんかかわいい物ちゃんと持ってるんだ…。とか思いつつ。見ていると。ふと俺はそういえば薬飲んでなかったな。ということを思い出して。


まあ飲まなくても寝ていれば治る気がしたが…。後輩に迷惑かけるとだからな。


俺は海夜が置いておいてくれたゼリーをいただき…。ちょっと栄養補給だな。まあ少量だったからまあ普通に食べれたというか。飲めた?うん。つるんと消えたな。


その後に薬も飲み。再度ベッドに横になった。まあゼリーだけだったが…。薬大丈夫だろう。うん。っかなんで薬って食後とかになっているのだろうか…、あれか。胃を動かしてとかなのか…。って余計なことを考えているとまた頭痛が出てきそうだったので…。寝ころびつつボーっとしていたらまた俺は夢の中へと落ちた。


ガタッ


うん。何か落ちた?寝てからどれくらいか忘れたが。音で今度は起きたって…。落ちた?いや。何かの音?とか思いつつ目を開けると…。部屋が明るくなっていた。どうやら日は昇っているらしい。

ってかさっきの音は何だ?と起き上がってみると…。


「あっ、先輩。大丈夫ですか?」


海夜の姿がすぐに見えた。


「…。海夜か。今何時だ?」

「10時過ぎですね」

「よく寝た…。気はするな」

「いい寝顔でしたよ?苦しんではなかったですね。あっ、そういえばゼリー食べてくれたんですね」

「うん?あー、確か夜中?明け方?まあ起きた時にな」

「ちょうどうちの冷蔵庫にあったんですよ。期限ギリが」

「腹も壊さすつもりかよ。病人いじめて楽しいのかよ」

「違いますよ。夜中に買い物行ったら先輩に怒られそうだったので…、ある物で何とかしたんです。って、先輩熱測りましよう」

「…。親だな」

「彼女です」


なんか言っている海夜から体温計を受け取り測ってみると…。


「…。38.2。まあ下がったな」

「ちょっと下がりましたが。まだ高いですね。はい。寝てください」

「昨日が高すぎたから今楽なんだがな」


うん。これは本当。確かにちょっと…。というのはあるが。昨日から見たらかなり楽な状態だった。そう言えば…、頭痛は無くなった?うん。ちょっと火照っているような気はするが…。っか寝すぎな気がしてきた。うん。今度は…、寝れないだろうとか俺が思っていると…。


「ダメです。休んでください。あとで雑炊作りますから。今は横になって大人しくしてください」

「海夜が優しすぎて怖いんだが」


と俺が言いながら海夜を見ると…。


「先輩。寝ろ」

「怖っ」


うん。怖い声が聞こえた。って海夜よ。そんな声出せるのか…。とか思いつつそっと横になると…。うん。寝ないと強制的に寝かされそうだったから。


「…。早く元気になってください」

「はいはい」


海夜に言われて寝る俺。そのあとも海夜は夜まで俺の世話をしていた。まあ感謝感謝だな。雑炊も美味かったし。気が付いたら着替えまで準備してくれていたし。まあ「勝手に引き出し見ましたけど…。変なことはしてませんから」とかなんか言っていたが…。引き出しに変な物入れてないからな。っか。こいつ…。良いところあるな。とか改めて思いつつ俺の部屋で動いている海夜を見ていた俺だった。

いや、なんかホント全部してくれたからな。


ちなみにそんな海夜の看病が…、まあ効果あったんだろうな。俺はずっと大人しく休んでいたため…、その日の夜には俺の熱は下がっていた。


うん。食べて寝る大切だなー。という感じだったな。あと…。隣に誰かいるのも悪くないな。うつしたら…、とかちょっと考えたが…。っか俺のこれは…風邪で良かったのだろうか…?うん。まあ治ったから気にしなくていいか。とりあえず疲れが出て熱がバンと跳ね上がった。それだけだな。うん。  

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