第71話 勝負です2
一度家へと帰ってから再度おでかけ中の俺と海夜。
現在は電車に揺られて海夜希望のラーメン屋へと向かっている。
しばらく電車に揺られて…。着いた駅から少し徒歩移動すると…。海夜が調べていたお店へと到着。うん。迷うことなく到着した。
お店へと海夜と入り。注文。ってかなかなか綺麗なお店で女性の人のお客さんが多めの店だった。しばらく待っていると海夜が言っていた通り超野菜たっぷりで…。うん。量はなかなかあったな。あと皿?どんぶり?器か。うん。とりあえずラーメンが入っている器がデカいのよ。びっくりだわ。まあその器パンパンにラーメンではないんだがな。インパクトはすごかったな。うん。野菜がとにかくびっくりするくらいたくさん入っていた。
食べ始めてしばらくはホント野菜しか食べれなかったからな。っか「マジで麺はいつ出てくるんだよ」とか海夜と言いながら2人とも箸を進めていた。
いやスープは何とか飲めたんだがな。麺いつ出てくる?だったな。
海夜曰く…。野菜がたくさん取れて健康的やらやらいいながら食べていたが…。量はなかなかあったと思うぞ。うん。でもまあ食べている時の海夜は幸せそうだったからいいか。とか思っていた俺だった。ってしばらく食べ進めてやっと麺を見たよ。うん。やっとラーメンを食べだした感じだった。今までは…、温野菜?を食べていたな。うん。あれは温野菜だ。
それから海夜と話しつつラーメンは完食。うん。海夜も普通に食べていたというか。ホント野菜が多くて…。面は少なめ?ではないと思うが…。あっさりした感じだったので普通に完食した2人だった。まあ腹一杯にはなったな。
そして腹一杯になった俺達がお店の外に出た頃にはあたりは真っ暗だった。まあお店に着いた頃にすでに薄暗くなっていたからな。大学終わりで家に寄ってから食べに来たんだからな。
そのあとは…。
「美味しかったです」
「だな。野菜。すごかったな。っかもやし率が高かった気がする」
「ですね。もやし大量でしたね。でもスープが美味しかったです」
「確かに。スープは上手かったし。麺もやっとたどり着いたときの麺の美味さな」
「ですね。はじめはずっと野菜でしたから。でも野菜も美味しかったですよ」
海夜とラーメンの感想を言いながら歩いた。
ラーメン屋は町の方にあったため。まだ今俺と海夜が居るあたりは賑やかな感じだ。人も多く近くにあるお店では楽しそうな声が聞こえてきている。居酒屋?が多いのか賑わっているな。
っかもう少ししたら海夜を連れてこういうお店も楽しめるかもしれないな。とか俺が思いつつ歩いていると…。
「先輩」
「うん?」
「次はどこ行きますか?」
海夜がそんなことを聞いて来た。そう言えば…。どこか見れたら見る。みたいなこと俺言ったよな。と自分が少し前に言ったことを思い出していた俺だった。
「まあ食ったばかりだからな。ちょっと歩きたい気もするが…。海夜は?」
「私は…。ボウリングしたいです」
「…。はい?」
「運動しましょうよ」
「…。まあ、いいが」
うん。いきなりというか。海夜の口からボウリングが出てくるとは…。とか俺が思いつつ海夜を見ていると…。
「あっ、私小学生以来ですから笑わないでくださいね」
「俺もそれくらいだが。急にボウリングとかどうしたんだ?」
「たまたまラーメン屋さん調べていたら近くにボウリング場があるの見つけまして。やりたいなぁ…。と」
「まあ、激しい?運動にはならんか」
「ゆっくり楽しめばいいんですよ」
「っか海夜は…。あー、まあ18歳未満だが22時くらいまでは大丈夫か」
「あれ?年齢制限ってありましたっけ?」
「なんかあった気が…。何時以降は入れないとかあったような…。って俺行かんからわからんわ」
「でも10時までならまだ2時間以上ありますから」
「だな。で、どこにあるんだ?」
俺が聞くと海夜はスマホを取り出して…。
「えっと…。待ってください。調べます」
「確認はしてなかったか」
「しましたよ。でも、場所を覚えれなく…。画面を保存してあるので…。あっ、あっちです」
「はいよ」
それから俺と海夜はボウリング場へと向かい。無事に到着した。というか本当に近かった。
ボウリング場の中は金曜日の夜だからか。ちょっと混雑はしていたが。まだレーンは空いていたため。
手続きをしたらすぐに空いていた一番端っこのレーンへと移動することが出来た。
そして…。
「先輩。勝負です」
といきなり海夜が言い出したのだった。それもなかなかいい笑顔で…。
何企んでるんだよこいつ。とか思いつつ。俺はとりあえず借りた靴を履いたのだった。
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