八幡西県研究所様の自主企画【あなたの創作論、評論が誰かの参考になる】

八幡西県研究所さまの質問企画への回答です。



【レビュー】の質問


・レビューを書くコツが知りたいです!


 レビューは書きたくなった瞬間に殴り書き。心が打ち震えている間にしか書けません。後で書こうと思ってしまう作品には、なかなかレビューは書けません。


・☆2と☆3の差ってなんだろう…


 星2ですか~……。

 2の場合は「よく出来ました」。3つの場合は「大変よく出来ました」に、なるんでしょうか。

 あと、星ひとつって、逆評価に思えてしまいますね。どうしても。

 私は星3つにしたくない作品に、レビューはしません。

 また、どこが私にとって良かったのかを、必ず書きます。星だけ投げることはしないです。

 もちろん星評価を頂ければ嬉しいです。

 でも、やっぱり評価以上に感想の方が欲しいです。


・長編作品は何話まで読んでレビューを書きますか?


 それぞれの作品のタイミングで書きます。


・情報量の多い作品の読み方を伝授してください!!


 読者が処理しきれないほどの情報量って、やばくないですか?

 そこまで書くのは、書き手のちゃんと伝わっているのか不安、もしくは、私のファンタジーの世界観は、こんなにも壮大なんだぞ~的自己アピールに思えてしまう。

 読者に寄り添って書いていない。

 私は情報量のキャパオーバーを感じたら、その先は読みません。


・レビューが書きにくい作品はどんなもの?


 作品を通して、何が書きたかったのかが明快ではない。

 もしくは書こうとしているのはわかるんだけど、深く掘り下げられていないせいで、さらっとしている作品とかは、書きにくい。


 伝えたいのは、大げさなテーマ性や世界観じゃなくてもいい。

 例えば、推しキャラへの作者の並々ならぬ執着や情熱を感じたら、それをレビューとして書きますよ。

 それはそれで、面白いから。


・レビューを書くときの注意を教えてください


 作者と作品への礼節。



【創作】の質問


・推敲の仕方がわかりません


 いらない描写を、とことん削る。

 推敲で増やしてしまうと、最終的に辻褄が合わなくなってしまいやすい。


・最後まで読んでもらうコツは?


 私も教えて頂きたいです。


・「文字を打つ」際に気を払っていることは?


 視覚に負担をかけさせないこと。

 ページ全体を見て、漢字が多いなと思ったら、ひらがなに開きます。句読点や改行を増やします。

 ページ全体をデザインするような感覚で。


・凝った設定や独特な世界観の「伝え方」はズバリ…


 初盤でさっさと主人公キャラを登場させ、脇キャラ達との関係性などを先に書く。


 人物描写を読んでもらえば、小説の設定や世界観も自然に伝わる。

 凝った設定を地の文で説明しちゃうのが、いちばんマズイやり方だと思っている。


・☆を貰うための工夫を教えてください

 

 工夫しない方がいいですよ。悲しくなってきますから。書いて公開したあとは、読者にゆだねる。



【私情】の質問


・貰って嬉しかったレビューや不快になったレビューを教えてください。


 頂いて嬉しく思うのは、「私はこういう小説を書いてたんだな」と、気づかせてもらえるレビューです。不快なレビューを書かれたことは、ありません。


・未読の人には伝わらない「感想」しか書けません。「魅力的な紹介文」ってどう書くのですか?


 その小説が文庫になった時、自分だったら帯に何て書くのかを考えると、感想+紹介文になるのでは?


・「伏線」について語ってください(書き手と読み手、どちらの立場からの意見でもかまいません)


 伏線は、その小説の引きになります。ですので、初盤で全部書いてしまう。


・十万字ほどの長編に挑戦したいのですが短編しか書けません。引き伸ばす方法ってありますか?


 短編が書けるほうが、すごいと思う。

 かなり昔、ページ数の上限が100枚という、雑誌の公募が年に3回ほどあり、毎回挑戦していました。

 100枚で起承転結が書けるようになって初めて、中編、長編が書けるようになるのだと思います。

 

・「キャラをストーリーに当てはめている」感が否めません。アドバイスが欲しいです


 新規の小説の書き始めは、客観的にキャラをストーリーに当てはめてしか、書けないと思う。

 それが最後まで続くようであれば、キャラの心理描写が足りないのかもしれないですね。

 とある場面でキャラは何かしらの局面に立たされた。

 さあ、そのキャラは今、どんな気持ちでいるのでしょう。どうやって難局を突破しようとしているのでしょう。そういったキャラ目線で物語るようにしていくと、キャラが自主的に動いてくれるようになる。

 

・書いてる途中で「これ面白くない」と行き詰まります。予防や対処を身につけたいです


 私も必ず途中でそう思うようになりますよ。PV数が、それを物語ってる感じがしちゃいます。誰も面白いと思ってくれていないんだなと、イジケます。


 自分の小説にも、当たり外れがありますから。

 今回はこれ、外れだなって思ったら、書くのを止めます。割とバッサリ。

 書いていても、自分が楽しめない小説を書く意味が、ありますか?

 時間の無駄です。


 ですけど、やっぱり書きたい、とか。

 一人でも読んでくれる人がいるのであれば、とか。

 モチベーションを、どこから持ってくるかでしょうね。


                     以上です。だいぶ辛口。

                     自分の小説は棚上げで、書きました。

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