蜜蜂と花
蜜をよく吸いに行っていた、
馴染みの花から告げられる。
この家から離れることになった
学校とやらで必要になったのだと
急な話で申し訳ないと謝る花に、
蜜蜂はこう言った。
君の蜜は良い味だから、
また吸わせてほしい
花はもちろんと頷いてくれた。
叶うなら、
花弁が散るその日まで。
蜂の体力が続く限り。
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