【完結】追放聖女はもふもふ達と恋をする？

第34話 【第一部終了】設定確認と作者のつぶやき

◆◆◆　第一部終了につき、舞台と人物設定を振り返ります　◆◆◆

【舞台設定】

中世ヨーロッパの「ような」異世界です。あくまで「ような」でございますので、時代考証などは行っておりません。「この時代にこれはないやろ」「こんな言い回し中世ではせんやろ」的なツッコミもあろうかと存じますが、そこはご容赦いただきたく。度量衡や時間単位などは中世の雰囲気を再現出来ておりません、ご容赦ください。日時の表記は現在の地球に準じています　時、分、秒で・・。度量衡の表現は現時点できるだけ避けています。今後どうなるか・・

【この物語の「聖女」は】

攻撃的な神聖魔法を使って、民を救うというのがお役目になっています。妖魔を討伐する場合は、護衛の騎士が数名付いて盾となり、聖女が強烈な魔法を撃って片付けるというストロングスタイル。常に前線に立ち続け、ばんばん殉職者が出る、厳しいお仕事です。

【魔獣と妖魔】

　この物語では、以下のように分類しております。

「魔獣」・・魔に属し強い力を持つが知性を持ち、必ずしも人間と対立しない存在。サーベルタイガー、火竜などドラゴン系、魔狼など・・

「獣人」・・魔獣と人間の血が混じった一族。以下二種類のタイプがあります。

①魔獣と人間のハーフ　　クララ・カミル・ビアンカはこれです。

②一族全てが魔獣と人間の中間性質を持つ人たち　　リザードマンなど、二部以降で登場。　

「妖魔」・・人間と必ず対立する、悪魔の眷属。ゴブリン、ゲイザー、スライムなど、いわゆる「モンスター」類ですね。

「害獣」・・いわゆる普通の野獣で、魔力や知性はないです　　猪、熊、狼など

【お国紹介】

◆ロワール王国

第一部はこの国から脱出することなく終わってしまいました。なんとなくフランスっぽいですが、フランスではありませんｗｗ　絶対王政の国です。作中でも何回か触れていますが、魔獣大嫌い、獣人も嫌いの国。通貨は　１エキユ＝６フラン＝１２０スー。だいたい、１フランが日本円で１万円感覚でとらえていただければと。

(注記)「フランス風」なので、本来いろんなカタカナ用語をフランス語ふうにすべきなのでしょうが、あえてそうしておりません。日本人の読者様には馴染みがないと思われますので。たとえば「素敵なナイト様だったよ」が「シュヴァリエ様だったよ」だと、イメージしにくいですよね？　サーベルタイガーは皆さんご存知でしょうが、サーブルティグレじゃわかりませんし・・これからもいくつかその手の国籍不明のカタカナ用語が出てまいります。ご承知おきのほど。

◆バイエルン王国

ロワール王国の北東に位置する「森の国」この国が舞台になるのは、流されやすい主人公のせいでちょっと先になります。なんとなくドイツっぽいですが、ドイツではありませんｗｗ　魔獣や獣人に対する感情は、ロワールほど悪くありません。通貨は　マルク。概ね１マルクを１万円ととらえていただければと。

◆モンフェラート帝国

まあ、イタリアをイメージして頂ければ。第一部では出てきません。

【人物紹介】

◆シャルロット・ド・リモージュ　⇒　シャルロッテ（ロッテ）１６歳

主人公です。リモージュ伯爵家の次女にして、聖女でしたが・・第一話で聖女はクビ、伯爵家からは追放されています。第二王子アルフォンスの婚約者でもありましたが、第一話で破棄されています。聖女としての能力は並ですが、異常な魔力量と、魔獣との会話能力があります。ロングの黒髪にこげ茶の瞳で、「神秘的で可愛い」とは言われますが、超絶美人の姉がいるため、そういう点ではおミソ扱い。性格は天然系で明るいのですが、流されやすくて、泣き虫。恋愛についてはうぶで純情で可愛らしいのですが・・自分への好意に対し極めて鈍感という欠点あり。なお、やたらとトラブルを引き寄せる体質がｗ

◆レイモンド・ド・リモージュ　１８歳

主人公の愛する「姉様」。リモージュ伯爵家の長女にして首席聖女、かつ第一王子フランソワの婚約者。色濃い金髪にラピスラズリの瞳、派手系超絶美人。ついでに胸も豊か。聖女としての能力は王国内でダントツ、他の追随を許しません。すべてを持って生まれてきた系のスーパー聖女ですが、妹が大好き。

◆クレール　⇒　クララ　１９歳

主人公の侍女、魔狼とのハーフ獣人。主人公の国外追放を聞いて、ついていくことを決めました。灰色の髪に翡翠色の瞳。クール系の美少女です。主人公が大好き、尽くして尽くして・・ご褒美にキスをねだる困った娘です。

◆カミル　１０歳

火竜とのハーフ獣人。奴隷として売られる途中盗賊にとらわれボコられたところを主人公に救われ、懐いてしまいました。燃える赤毛と茶色の瞳のショタ美少年。

◆ビアンカ　１２歳

サーベルタイガーとのハーフ獣人。えっちな奴隷として売られる寸前で盗賊にとらわれていたところを主人公たちに救われ、ついていくことになります。亜麻色の髪にエメラルド色の瞳。ほんわか系美少女です。奴隷としての教育が染み込んでいるので、よっぽどのことが無いと騒がない習慣が身についてしまっています。

◆アルフォンス　１９歳

第二王子。望まずして第一王子と後継者を争う立場にされてしまっています。主人公溺愛中だったはずですが、ハメられた主人公をとるか、国をとるかの選択で後者を選んでしまったため、ヒーローの座から陥落。それでもまだ主人公に執着している、ヤンデレ系金髪イケメン王子。

◆フランソワ　２２歳

第一王子。但し王たる資質が足りず、継承権争いになってしまいます。レイモンドと婚約していますが、それほど愛されてはいない様子。

【作者のつぶやき】

「聖女もの」がどうしても書きたくて、衝動的に書き始めたのが本作です。女主人公ものは成功しにくいとは、知っているのですがｗｗ　現時点、第二部まで書きあがっており、順次公開いたします。

これまでの執筆スタイルは完結まで書き上げてから公開するものだったのですが、今回初めて「まだゴールを決めていない」ストーリーを上げています。主人公と同じく流されやすい作者なので、いったいこれからどう話がねじ曲がっていくのか、自分のことながら心配ですｗ