3秒で読める物語 荒川区
渋谷かな
第1話 荒川区6
「いざ! 荒川区役所へ!」
遂に救世主アップルとオレンジが魔王の手下が占拠した荒川区役所を奪還しようと動き出す。
「ちょっと待った!」
「何よ?」
「最初は町の側でレベル上げをした方がいいんじゃないか? いきなりではレベルが低すぎて死んでしまうぞ。」
オレンジは剣士見習いらしい提案をする。
「大丈夫。私は星のリングに選ばれた救世主なので。そう、私はレアな存在なのだ!」
アップルは星のリングを見せびらかす。
「オレンジ、あなたはゆっくりとレベル上げをしていなさい。行くわよ。キラキラちゃん。」
「はい。」
アップルと星の精霊キラキラは魔王の手下が待つ荒川区役所を目指す。
「そ、そんな・・・・・・。」
一人置いていかれるオレンジ。
「えい! でや! とお!」
オレンジは剣もないので素手で必死に戦った。
「スラスラ!」
「ベチャベチャだ!?」
スライムと戦うと手はぬるぬるして気持ち悪かった。
「ワンワン!」
「噛まないで!? 痛い!?」
野犬と戦う時は噛みつかれて流血して死ぬ寸前。
「ゴブゴブ!」
「打つべし! 打つべし! ゲホッ!? グハア!? アベシ!?」
ゴブリンとは激しい撃ち合いで生死の境。
「はあ・・・・・・はあ・・・・・・やっとレベル2か・・・・・・先は長いな。」
これが正規のルートの苦しみである。オレンジは冒険者として普通の苦しみを体験している。
荒川区役所。
「カッカッカ! 魔王様に歯向かう救世主など、この現荒川区長の私が倒してやる!」
魔王の手下が荒川区長をやっている。
3秒で読める物語 荒川区 渋谷かな @yahoogle
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。