〜future monster〜 俺が召喚したモンスターはロリっ子悪魔のサキュバスだった?!『私の力はすごいんです‼︎』

一条一

第一章 【FUTER】試験編

プロローグ 約束


      私の周りから轟音が鳴り響く。


     目の前には血だらけになりながら

      必死に何かと戦う青年がいる。


   その青年が横たわっている私を抱き上げ

        何かを言っていた。


    「ーーー……ティー!!しっかりしてくれ

       ーーー……スティー!!」


うまく聞き取れない。わたしを呼んでいるのでしょうか


     物陰に隠れて私に何かをしている。


   「お前だけは……お前だけは絶対に。。」


     なんだかとても居心地のいい感覚が

        身体から溢れてくる


その瞬間彼女の身体が嘘のようになにごともなくなる。


    「そ、そんな。なんで貴方様が……。」


先程とは比べ物にならないほどに、ボロボロになった青年が今私の目の前で浅い呼吸で、今にも生き絶えそうな状態にある。


   「ゴフッッ。ガハッ。い、いいんだこれで。

      お、お前だけでも生きてくれ

    こ、の装置で……グッッ、ゴホッゴホッ。」


  今にも生き絶えそうな青年は必死に何かを伝えようとしている。


     「こ、これで俺たちの……ハァハァ。」

      「ーーーーーーーー約束を。」

         「俺達の夢を‼︎」


     それから永遠とも思える永い時間

       何も無い暗闇に1人いた。


  その永い年月は彼女の記憶が無くなるほどの年月。

     しかし1つだけ確かな記憶があった。


        「また、もう一度。」

         「貴方の元へ。」

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