第57話45.花嫁オークション1
(´・ω・`)…。(あけおめことよろ。)
最後の馬車と共に城門を潜ると…。
多くのモヒカン達が、鳴り物を鳴らして喜んだ。
「城門を閉めよ!」
「「ヒャッハー!」」
重い音と共に城門が閉じる音、更に多くの歓声が上がる。
通りはヒャッハー!と鹵獲した物で覆いつくされている。
牢屋も足りなくなったのか、丸太で作った即席の牢屋も見受けれる。
真新しい丸太小屋も増えている。
会場のお立ち台の周囲は多くのヒャッハー!が詰めかけている。
「お前ら!!お宝はがっぽり持ってきたか!」
「「「ヒャッハー!」」」
「よーし!銭はがっぽりか?」
「「「ヒャッハー!!」」もう、カバンに入りきらないですぜ!」
「いいぞ!いーぞ!さて、諸君。残念だが俺の領地で帝国の銭は使えない!」
巨大なブーイングが巻き起こる。
「「「えー。」」そりゃないっすョー」
お立ち台の上で帝国金貨を二枚出す…一枚は加工済みだ。
「見ろ!帝国の金貨だ!ムカつく皇帝の顔が付いている!!俺の領地で皇帝の顔が付いた物が有るのは俺がムカつく!だから、穴を開けた!穴を開けた帝国金貨しか俺の領地で使わせない!!銅貨も銀貨もだ!」
中央に穴の開いた金貨を強調させ示す。
「「「おおおー!」」」
翔ちゃんの国では珍しく穴の開いた硬貨があるのだ。
「但し!穴はこちらで開ける!このオークションが終われば!!お前等の帝国金貨は使えない!!穴あきと交換はしてやる!後日交換所に持ってこい!」
「「「いぇーーーーぃ」」ヒャッハー!」
穴開け用のハンドポンチは数を作って有るので、交換所で穴を開けるだけだ…。
コレで穴あき帝国金貨は王国金貨と同じ重さに加工するのだ。
打ち抜いたカスは厳密に回収する。
熔かしてインゴットにするのだ…。
貨幣の鋳造は
金貨に穴が開いたら帝国にも王国でも通用しない…。
穴あき帝国金貨は我が領内でのみ使える自国通貨となる。
無論、王国通貨との両替はしてやる心算だ…。
商人達が困るからな。ニチャァ
「さあ!お前等!まず先に馬車から買え!次に家財道具だ!買っても運べないぞ!」
モータープールの方を指し示す。
笑うモヒカン達。
熱気が上がり始める。
「最後にココで花嫁オークションだ!!べっぴんさんを取り揃えている!!何人買うか先に決めておけ!!家財道具を買っておけ!」
「「「おおおー」」馬も買うぞー!」
「ああ、馬でもロバでも良いぞ!但し、生活資金を残せよ?嫁さん買っても銭が無いでは呆れられるぞ?家畜はお前達が土地を持った後に売ってやる。十分、銭を残しておけよ!」
家畜はもう既に後方に移送済みだ…。
「「「いぇーーーーぃ!「牛を飼うぞ!」」俺は羊だー!」
何せ、数が多いとあっという間に牧草が無くなるからだ。
幸い、草原は俺の領地に沢山ある。
問題は領地では雪が降り始めた様子だ。
進攻して驚いたが、帝国北部は余り雪が降らないらしい。(大陸性気候)
「では!明日昼より花嫁オークションを開始する!!しっかり女騎士で抜いておけ!!」
興奮して値が吊り上がっても困るのだ。
品物には適正価格と言う物が存在する。
翔ちゃんの世界の様にクリック一つで物が買える状態は人の正気を失わせるのだ。
賢者モードでオナシャス!
(#◎皿◎´)王国はもう既に雪で真っ白だぜ…。
(´・ω・`)…。(南の淡水湖が、季節風で湿気を運んでくるので王国は雪が多いのです。)来年は本気出す。
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