4月2日 06:00
「おはよ!」
「おはよう」
「今日は『五百円札発行記念日』だよ!」
「ん、昨日も言ってなかったか?」
「昨日は、500円『玉』で、今日は500円『札』みたい」
「さらに昔ってことか」
「うん、500円札は1951年に初めて発行されたんだって!」
「500円札が4月2日だったから、その4月1日に500円玉を発行しようとしたのか?」
「どうだろ? でも、それだったらなんか面白いよね」
「遊び心か? まあ、なんで500円札を4月2日に発行したのかは気になるけどな。区切りとかじゃないし」
「でも、なんで紙じゃなくなったんだろ?」
「紙幣じゃなにか不都合だったんだろうな。紙幣の方が脆いからとか?」
「でも、今もお札あるよね?」
「……なんでだろうな」
「あ、でもね。500円玉って2種類あるんだって」
「どういうことだ?」
「2000年までは『白銅貨』ってやつで、それからは『ニッケル黄銅貨』ってやつなんだって」
「ってことは、俺達はその『ニッケル黄銅貨』って方しか使ったことないのか?」
「まだ使われてるところもあるみたいだよ? 自販機とかじゃ使えないけど、機械を通さないところなら使えるみたい」
「まあ、そりゃ……正規のものではあるからな」
「『白銅貨』の方は、韓国のお金と似てるせいで詐欺の被害とかが多かったとかも、廃止の理由だったみたい」
「前に、コミケでそういう詐欺があったって流れてきたな。実際は何円なので気を付けて、みたいな」
「まあ、ぱっと見じゃわからないよね」
「普通のお店からのおつりは大丈夫だろうけど、ちょっと怖いよな」
「あとはねー、今日は『CO2削減の日』でもあるみたいだよ」
「いきなりだな」
「語呂合わせだって!
「CO2削減か……レジ袋に続いて、プラスチックのスプーンもお金かかるようになるんだっけ」
「そうそう。困るよね~?」
「俺たちはあんまり困らないけど、コンビニでお昼ごはんを買ってる学生とかは、少し困るかも……? まあ、普通に割りばしで食べられるものを買うようになるかもな」
「あ、そっか。割り箸はプラスチックじゃないから、これからも有料にはならない?」
「たぶんな。だから、箸を貰う人が増えるかもしれないな」
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