好きの数だけ僕は死に近づく

牧多 -maki-

プロローグ

生と死。

生きとし生けるものすべてに与えられた呪い。


人をなにをもって死と呼ぶのか。


人の記憶から消えた時。

人の命が燃え尽きた時。

人の体が消え去った時。


死の狭間には、死神が顔を出す。


1人の死神は、退屈を持て余し何かを探す。

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