最近では、高校生のカップルを見ると、あぁこの子たちもいつかは別れてしまう可能性が高いんだろうな、とそんなことを考えてしまうようになった。実際高校生から恋人同士でそのままゴールインする人なんてほとんどいないんだってことがわかってしまったから。でもきっと高校生カップルたちはその日を全力で楽しんで、幸せを重ね合って過ごしている。わたしだってそうだった。そんな恋が無駄だったとは思わない。この物語の主人公たちの恋だって、そうだ。終わってしまって二度と戻らないとしても、大切な時間、大切な関係だったことに変わりはないと思う。
そんな気持ちを思い出させてくれる作品でした。花火の描写も美しく、とても素敵でした!