変態トレイン
電車って変態が集まるとおもわへんか?
俺はそんな一人なんやけどな。
一回マジで夢みたいな事あったわ。
満員電車で、女の子数人とおしくら饅頭状態になってやな。
気づいたら、両腕がおっぱいの谷間に挟まれ、手はお尻に押し付けられ、背中にもおっぱいを感じるハーレム状態になった訳やけどな。
あれは逆に怖かったな。
変に動いて、痴漢言われたら終わるしやな、でも今の状態は痴漢と言われても間違いでもないから。
どうしたものかと、全身の感覚を研ぎ澄ませ柔らかさを味わいながら、動かないように気を付けてたわ。
心の中で「電車よッ、もっと揺れなさい!! 仕方がないと言えるだけの理由をくれ!!」って叫んでたわ。
でまぁ、事なきをえた訳やけど、あれ以来期待しても、まぁ、あんなミラクルは起きへんかったわ。
まぁ、俺の話はこれくらいにして、俺が電車で見た面白い事をいくつか……。
地下鉄で、まぁそこそこ空いてる電車でな、ドアの前にサテンのロングスカートの女の子が立ってたんや。
綺麗なひとやったかな。
次の駅で電車が止まり、動いてから事件が起こった。
女の子が、動いた瞬間。
ビリビリッ! ブチン! ズボッ!
サテンのスカートがドアに挟まれてて、動いた弾みでベルトが取れてスカートが少し破けて脱げたんよ。
下半身丸出し。
エロいけどメッチャかっこ悪い。
パンツ丸出しで必死にスカート引っ張るけど、ビリビリ言うわ取れないわでメッチャ焦ってた。
で、誰も助けに行かんのよ。
だって『見てたいからッ!!』
そう、周りの乗客みなサラリーマンのおっさんよ。
じっと見てるんよ。
誰も動こうとしない。
だって『見てたいからッ!!』
「お前ら全員変態かッ!? 俺もかッ!!」
とにかく女の子も必死やったんやろな。
スカートが破れても引きちぎって腰に巻いてさ。
次の駅で一目散に走っていった。
どっかでスカート買うんやろな。
で、俺はすかさず周りのおっさん達の顔見たら、すんげぇ満足そうな顔してるんよ。
「ふう、今日も一日仕事頑張ろかいなッ!!」みたいな活力に満ち溢れてた気がする。
続きまして、こちらも地下鉄での話。
俺が座ってると、目の前にミニスカの女の子が座ってな。
もうちょい俺の前ならパンツ見えるやろなーってなんか期待してたんよ。
そしたら俺の横にサラリーマンのオッサンが座ってな。
「お、ええなー良く見えるんやろな」と思ってオッサンみたら……見てるんよ。
誰がどう見ても視線の先はスカートの中なんよ。
「おい、オッサン。ガッツリ行きよるなー」と思ってると、女の子が気付いたのかオッサンの方を見る。
オッサンすかさず、天井を見ながら広告を見て遠くを見る。
そして半円を描くようにしながら…………はい、見たぁ。そら見た。
長い、長い、長いと俺は心の中で思っていると、女の子がオッサンを見る。
オッサン、すかさず視線を逸らす。
天井見る。
からの広告見る。
からの隣の車両をのぞき込む。
からのドアを見る。
からの……はい、見たぁ。ほら見た。メッチャ見たぁ。
そんな攻防が3回くらい続いたんよ。
おもろいオッサンやなぁと俺は、オッサンの顔見ながら、女の子の反応みながらなんか楽しくなってた。
そしたら、駅について、女の子立ち上がってな。
そのオッサンの前に行って……「キモイんじゃ変態ッ!! じろじろパンツ見るなッ!!」と言い放って出て行った。
オッサン混乱「あ、え、え……いや、見てないですぅ」
いやいや見てたがな。めちゃめちゃ見てたがな。
てか、あの女の子怖ッ。
まぁ、確かに見るほうも悪いけど、あのスカートもどうよとは思ったかな。
でも、みんなの前で変態ッ!!って罵られるのって変態には堪らん快感やったりするんかなー。
一度味わってみたいものやわ。
さて、鬼喰いの浄鬼師のPRやけど、まぁ、スロースターターやけど、着実に伸びてる気はするわ。
嬉しいし有難いね。
応援レビューとか感想文いただけた時は、ニヤニヤしながらずっと読み返してたし、ファンアートを描いてくれた人もおってな。
感激した。
そういうのって、ホンマに書いていく原動力になるんよな。
連載にしてると、読者の反応がいちいち気になってそれに一喜一憂するんよ。
良い意味でも悪い意味でもな。
頑張って書いても反応が薄かったり、視聴数も少ないと心配になったりする。
んで、ランキング上位の作品の視聴数とか見て、次元の違いを思い知らされて書く気力が無くなっていくんよな。
連載物小説のおよそ8割が完結せずに終わるってどこかで聞いたことある。
初めは勢いよく書き始めても、そういった一喜一憂によって書く気がなくなったり、10年前の俺みたいに生活環境が変わって執筆から遠ざかる人間もおるし。
あとは、よく見られがちなのは、ネット小説の良いところは誰でも始めれるんやけど、素人だからこその共通した弱点があるんよな。
「こんな面白い話考えたで!」って書き始めて、周りの反応も良くて書き進めるんやけど、話の構成力が無さすぎて取り合えず、面白いネタを全放出したら、そこから話が続けられなくなるんよ。
風呂敷広げて畳めなくなる人や、サザエさん方式で終わりが見えない無限の連載モノとかね。まぁ、それもそれで当たる事もあるんやけど。
だからこその、本を読めなんやろな。
文章力なんて、すぐにカバーできるけど、構成力はマジでセンスがもともとあるか、お手本を見て学ぶしかないと思う。
起承転結。
話の脈絡、喜怒哀楽の感情のコントロールが必要。
この中の「哀」が無い作品が多い気もする。
そこにこそドラマの深みを作るエッセンスが詰まってるんやけど、これはやる過ぎると読者のニーズから遠ざかってしまうから、難しいんよね。
「哀」に引っ張れば引っ張るほど、「喜怒楽」の反動が大きくなって、インパクトがデカくなる。
半沢直樹が全く苦境に立たされずに、ただひたすらに出会った相手を論破しまくって無双してたら頭おかしい人になるよな。まぁ、それはそれで面白いけど。
とはいえ、いきなり完璧な小説を書ける人なんていない。
昔読んだ何かに「一作目から大作を書こうとするな」って文を見たことある。
そんなもの書けるはずがないんよ。
大作書くには、かなりの腕と経験値が必要。
長い目でみた起承転結。伏線と回収。
プロットしっかり組んで、脈絡を考えてると、よっぽどのプロじゃないと連載にもできない。
だから初めは、短編をポツポツかいて、作品の完成形と言う経験値を積むことが一番成長するんやと思う。
って、処女作から超大作作ろうとして自滅した俺の意見ですわ。
連載も決して悪くわないし、見てくれてる人たちの支えがあるからこそ、書いていける事だってある。
俺もそう。
でも、だからこそ、ちゃんと終わらせてあげる責任ってあるよな。
10年前の処女作が、久々に別アカウント開けて見に行くと、いまだに日に数百の視聴数があったりするんよ。
ビックリしたし、そこに寄せられてる応援や感想文よんでると、滅茶苦茶申し訳なくて、辛かった。
いつかまた再開して、完結させたいって改めて思った。
鬼喰いの浄鬼師も、プロットは大体完成してる。
あとは連載にしてる以上、心を折らずに頑張って最後まで書き切ろうと思う。
だから、応援頼むわ。
その一言で、頑張れるんやから。
ブクマ増えたら喜ぶし、感想やレビューなんて貰えたら、ずっと見てるし。
作者ってそんな応援がホントに力になるんよ。
俺だけじゃなくて、皆よ。
だから、本当に応援したいと思った作品があったら彼らの背中を押してあげて欲しい。
物語の完結までな。
って、俺何様やねん。
あくまで持論よ。いちおう言うとくわ。
ほな!
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