霞か言か

「無意識や咄嗟の感情ってどの言語で思うもの?」


微睡まどろみ中に聞く若さというか馬鹿さというか。そういう事聞く奴と長続きした試しはないな」


「うっ!わあぁ、はぐっ!」


「空気美味しいかい?

 仙人好みの霞が有るとも思えないけど」


まろび出た言葉を戻してる」


「ぷっ、可愛いねぇ」


「その言葉は嬉しくない」


「おや、褒めてるのに。

 ついでに僕の台詞も食べておいて」


「回収はするけど、内容的に腹痛起こしそうだから自分で処理してください」


そう言うと頬張った口元を指差す。

あー、はいはい、口移しね。

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