第二話
「おかえり、どうだった?」
「窓口の担当者に詳細を話してスッキリしたら、それが社長だったという驚きの展開。
社長自ら把握する仕組みらしい。
『あの年度の入社式はいい事言った筈だが』
と云われて言葉に詰まったら
『髭がおありでした』
と秘書さんが。
世の中、何が起きるか判んないね。
復職を促されたけど、同じ建物に居ると思うと吐きそうだから断った。そうしたら名刺くれたよ。どう使うんだろうな、これ。
……自分が意外にも高評価を得てたと判って、すげー嬉しいし自信が持てた」
「きみは直ぐ捨て鉢になる悪い癖があるからね」
包み込むように優しいハグ。
ふわりとあなたの髪が鼻を
「俺、全然ダメでどうしようもないけど、少しでも近付けるよう早く成長するから」
「無理して背伸びせず、きみらしく生きなさい」
「いつも救ってくれて、ありがとう」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます