第5話
そろそろ2人目の計画をたてよう。1人目よりは簡単に殺せるはず。
「おはよう沙月」
「うん」
この人なりにコミュニケーションをとろうとしているのだろうか。そうだとしても、今更そんなことをしようとしても意味がないとわからないのだろうか。
はやくご飯を食べて学校に行こう。
「おはよう、沙月ちゃん。」
「おはようございます。」
「最近帰りが遅いみたいだけど勉強はできてるの?」
「できてます。お姉ちゃんとは違うので。」
「そんな言い方しないの。」
「ほんとのことなので大丈夫です。」
「確かに愛菜よりは成績もいいしそんなに心配しなくてもいいだろう。」
「じゃあ学校行ってきます。」
「気を付けてね、最近物騒だから。」
「そうだな、気を付けて行ってきなさい。」
あぁ鬱陶しいあなたたちに心配されなくても私はバイとそろそろ2人目の計画をたてよう。1人目よりは簡単に殺せるはず。
「おはよう沙月」
「うん」
この人なりにコミュニケーションをとろうとしているのだろうか。そうだとしても、今更そんなことをしようとしても意味がないとわからないのだろうか。
はやくご飯を食べて学校に行こう。
「おはよう、沙月ちゃん。」
「おはようございます。」
「最近帰りが遅いみたいだけど勉強はできてるの?」
「できてます。お姉ちゃんとは違うので。」
「そんな言い方しないの。」
「ほんとのことなので大丈夫です。」
「確かに愛菜よりは成績もいいしそんなに心配しなくてもいいだろう。」
「じゃあ学校行ってきます。」
「気を付けてね、最近物騒だから。」
「そうだな、気を付けて行ってきなさい。」
あぁ鬱陶しいあなたたちに心配されなくても私はバイトをしながらでも成績が下がったりしない。私の心配をするくらいならお姉ちゃんのことを心配したほうがいいのに。
「おや?沙月さんご機嫌斜めですか?」
「そうだけど文句でもある?」
「朝からそんな怖い顔してたら、幸せが逃げて行っちゃいますよ?」
「別に幸せになりたいわけじゃないし、あんたにはかんけいないでしょ」
「そんなこと言わないでくださいよぉ、沙月先輩。先輩にそんなこと言われたら私泣いちゃいますよ?」
「こんなことであんたは泣かないでしょ、私あんたと同級生だし。」
「はいはいイライラしてるからってそんなに冷たく当たらないの。だから友達すくないんじゃないの?」
「あんたみたいな仮面かぶって人と接するような人間にはなりたくないからね」
「なんでそんな言い方するのさ。私はただみんなと仲良くしたいだけだよ」
「そんなの無理に決まってるじゃんあんたってほんとに馬鹿なのね」
芽衣は何を言っても怒らないからほんとはどう思ってるかわからないけど、きっとそんなに気にしていないだろう。
「ところで沙月さん」
「なに?」
「彼氏ほしいとか思わないんですか?」
「思わない」
「そんなはっきり言う!?」
「別に男に興味ないし、いつか好きな人ができたらいいなって感じ」
「なるほど、今は勉強一筋ということですね!」
「そういうわけじゃないけどお姉ちゃんよりはまともな人間にはなりたい」
「それはもうすでにそうなのでは?」
「まぁそうなんだけどね」
「なんなんですか!」
「沙月ちゃんあなたのほんとうの目標は?」
「復讐」
真顔で言ったせいか芽衣が少し驚いている。
「いやぁ沙月さん面白いこと言うねぇ、そんなに憎んでる人がいるんですか?」
「いるよ、殺したいくらい憎い人間が3人くらい、うち一人はこの間殺されたけどね」
「あのめった刺しにされて死んでた人?」
「めった刺しって、そんなに刺されてないでしょ」
「ニュースで何度もって言ってたから」
「だからってめった刺しまではいってないんじゃない?」
そうこうしてるうちに学校についてまた教師たちのつまらない授業を受ける
授業が終わったからバイトもないし今日は早く家に帰って勉強でもしようか。
「おかえりなさい沙月ちゃん」
「はい」
どれだけ時がたっても私はこの人のことを母親と思うことわできないのだろう。
だってこの人はお母さんと違って私のことを愛していないから。
久しぶりに家で勉強をしているせいであまり集中できない。
「沙月ちゃん今日智さん帰ってくるの遅くなるみたいだから3人で先にご飯たべましょう」
瑞希さんに呼ばれたからご飯を食べよう。変なこと聞かれないといいけど。
「隊長遅いよ!もう先に食べちゃってるよ!」
「ごめん、なかなか問題が解けなかったから」
「勉強頑張ってるのね、愛菜ちゃんも頑張って」
「勉強は頑張りたくないけど、瑞希さんがいうならすこしは勉強しよう!」
「私に言われなくてもやってほしいかな」
笑いながら瑞希さんが言う。ほんとにその通りだ。姉はもっと勉強するべきだと思う。
そういえばあの男今日帰りが遅くなるって言ってたな、この前の人みたいに殺されてくれないかな。お母さんのことを裏切った男なんて死んじゃえばいいのに。
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