雨の地晴れ

@ObaSatoshi

プロローグ

やっと娑婆しゃばに出られる。7年前に運転過失致死傷罪で捕まり、俺は、空白のときを過ごした。

警察は、あれを事故として扱っていたが、実際はそうではない。俺は、意図的にあの女を轢いた。本来なら、殺人で捕まるのだろうが、その点は上手くいった。

 外に出たらまず、祝杯を上げる約束をしたから俺を雇った人間の元に向かっている。

すれ違う人々がチラチラと見ていることは気にせずさっさとあいつと酒が飲むとしよう。

これであいつに会うのも最後になるな。

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る