第2話 ワライカワセミ~クマまで

キツネにまたがり旅に出た。

キツネのあとを 黒兎がぴょんぴょんついてくる。


森に入ると 頭上から「はっはっはっは」笑う声がした。


ワライカワセミだ。白い頭に黒い羽根 地味な恰好のくせによく笑うよく笑う 

派手に笑う。


うるさい! お前はスピーカーか!」ゴンが怒鳴ると・・ワライカワセミがテイムされちゃった。


いつの間にか身についていた鑑定眼を使うと

「ワライカワセミ :ミミの仲間・名前スピーカー」だって。

ミミって私の名前ね。


スピーカーには 今後敵を察知した時に 威嚇のために笑うようにと命じた。

 つまり敵をみつけても 隠れなければいけない時は笑ってはダメよ。


「わ~ははははははは」早速 鳴り出すスピーカー


目の前にモグラが現れた。


「その煩いのを黙らせてくれたら 僕達全員、君のしもべになるよ」


最初にそう言ったモグラをモグ―と名付けた。

後に続くモグラたちは 一応テイムはしたが、一緒に旅についてくるのはモグ―だけ。


これから土の中から偵察活動(もっぱら地中の振動や地表の音を拾う仕事)をしてくれるらしい。


「あ~ははははははははは」今度はリス一族が投降。

  リスの代表者を「チャック」と名付けた。


そうこうするうちに目の前に茶色の大きなクマがあらわれた。

すると 今度は ワライカワセミが5羽に増えて「わ~ はははははは あっははははは」と大騒ぎ

 このスピーカー一族の笑い声の前には 熊も頭を抱えて ハイ テイム完了


ツキノワグマは「月ちゃん」蜂蜜集め担当

茶色の大きなクマはどんぐり集め担当「クリン」

真っ黒な肉食系のクマは「モサド」 と名付けた。


クマが仲間になったので 冬の暖かい寝床が手に入った。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る