天使のささやき
kara
第1話 天使のささやき
その日、私は学校へと急いでいた。あともう少しで着くという辺りで小さい男の子が道ばたで1人ぼっちで泣いているのを見かける。
「どうしたの?」
「…お母さんがいなくなっちゃった…」
とまた泣きはじめる。
私はちょっと迷ったけれど、一緒に探すことにした。
その子が歩いてきたらしい方向へ手をつないでしばらく歩いていると、反対側の方から女の人が走ってくる。
「ああ…!〇〇くん、よかった…」
と、その子を抱きしめた。
そして現れた方向へまた2人で帰っていく。
私はホッとして学校の方へ足を向けた。
すると、
「おねえちゃん、ありがとう」
という声が近くでした。
不思議に思ってふり返る。さっきの彼はお母さんと一緒に楽しそうに帰っていた。
私はあの子がお礼を言ってくれたのかなと思い うれしくなって駆け足で走っていった。
了
天使のささやき kara @sorakara1
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
小説教室/kara
★3 エッセイ・ノンフィクション 連載中 3話
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます