第28話 人生最後の日、あなたは何をする?
人生が今日終わるとしたら、あなたは何をしますか?
誰しもが一度は考えたことがあるだろう。
最後の日が分かっているという前提なら、僕は、一日の時間をできるだけ引き伸ばし、最大限に時間を楽しみたいと考えている。
こう考えるようになったのは、体感時間は引き伸ばせるという心理学実験を知ってからだ。
大人の1年、子供の1年は同じ1年だが、日々の過ぎ去る体感時間の長さから言うと、圧倒的に子供の1年は長いそうだ。
初めての経験や学習、辛い出来事などがあればあるほど、過ぎ去る時間は長く感じる。
大人は多くの経験値から、初めてが少なくなり、あっという間の1年を体感する。
爺さんが、1年前が数時間前のように感じるは正解であり、特に年を重ねるほど記憶が圧縮され、数十年前の出来事がさっきのように感じるらしい。
カクヨムで書くネタに、幼少期が増えたのも、その一因があるかもしれない。
確かに、小学校時代、算数の時間にずっと時計の針を見つめていたが、中々進まなかったことを今でもはっきり記憶している。1分が60分くらいに感じた。
先生から、皆の前で叱られている最中は、数十時間にも感じられた。
初めての貧血検査、針を刺され血を抜き取られている最中は、途中意識を失い、痛みを感じた時間は、数億年にも思えた。
くそつまらない映画は3回くらい居眠りしてもまだ途中だった。
そこに、時間を最大限に伸ばすヒントが隠されている。
結論、全身から採血しながら、数学の超難問をひたすら解き、昔教わった怖い先生を呼びガンガン叱られながら、時々くそつまらない映画を見て、複数回居眠りをし、まだ1日は終わっていないと、時間の長さを体感しながら人生最後の時間を満喫したい。
あなたは何をしますか?
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