幼なじみと魔道学園!

琥珀

第1話謎の少女と幼なじみ


ここはどこだ?教室?なぜこんな所に?

風が吹いた。カーテンは揺れ、花びらが教室に入った。

窓側に誰かいる?女の子?

それはとても美しく息を吸うのを忘れるぐらい美しい銀色の女の子だった。

「君はなんでこんな所に?」

彼女が訪ねた

「さあ?わからん。」

俺はすぐに答えた

「わからないなら教えてあげるよ。ここは君の夢さ」

「夢?これが夢なのか?」

「そうだよ、ここは夢なのさ。」

「夢のわりにはなんかリアルだな」

「まあ夢ってのは大体そんなもんだよ。まあすぐ忘れるからいいんだけどね」

「忘れるってこの出来事もか?」

「まあそうだね」

「マジか....」

「おおマジです♪」

「おおマジかよ....」

俺は溜め息をついた。

「さてと!そろそろ目覚める時間ですね。」

「マジかよめっちゃ早いな」

「ええ。時間はあっという間に過ぎていきますよ♪」

「本当あっという間だな」

「ではそろそろ起きて下さいねアレス君♪」

そう言って彼女は消えて言った。

そして声が聞こえた。

「...レス!...さい!アレスいい加減起きなさいーー!!」

そう言って俺の布団を奪いとった。

「何してるの!今日は入学式なんだからさっさと起きなさいよ」

「すまん。レイカ。」

こいつの名前はレイカ=セラティ俺の幼なじみだ。

「また夜中になんかしてたの?」

「いやなんもしてないけど」

「そしたらもっと早く起きなさいよ!」

「え~」

「文句言わない!文句言うんだったらご飯抜きするわよ」

「すみません俺が悪かったです」

「分かればよろしい!さてと!さっさと着替えて行くよ」

「わかったわかった。ん?一緒に行くのか?」 

「行くけど文句ある?」

「いやないけど」

「ないならいいじゃない」

「まあな」

俺はレイカとしゃべりながら着替える

「なあレイカ」

「ん?なに?」

「一応俺達同い年だよな」

「そうだけど。それがどうかした?」

「いや俺着替えしているけど恥ずかしくないの?」

「そんな恥ずかしい事?」

「いやまあ恥ずかしいかな?」

「なんで自分の事なのに疑問系なのよ」

「俺も特に恥ずかしくないし」

「じゃあ聞かないでよね」

「はいはいわかりましたよっと」

そう言って俺は着替えて鞄を持った

「じゃあ行くか」

「そうね。急がないと間に合わないわね。」

「えっマジ?」

「あなたが寝坊するからよ」

「うっ....す、すまん。」

「もう過ぎた事だからいいけど」

「じゃあ行きましょうか。大急ぎで」

「そうだ!風魔法使おうぜ!そしたら遅刻しないですむぞ!」

「そうね。アレスにしてはいい案じゃない」

「だろ早速やろうぜ!」

「そうね」

「「風の精霊よ我が力に答えよ」」

「「エアドライブ!!」」

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