ネットで知り合った男友達とオフ会で会う事にしました。しかし会ったのはクラスの冷徹な美少女でした。.....何で!?
アキノリ@pokkey11.1
第1章 .....え?
あり得ない事態
第1話 信じられないんだが(編集)
例えばの話がある。
そう、本当に例えばの話だが。
ネットゲームでアバターが女性で実際.....ゲームのオフ会で会うと女性とかじゃ無くてそれどころかおっさんやら男であった事はないだろうか。
ちょっと昔話になるが俺は呪われている。
何というか昔から俺、山彦康太(やまびここうた)16歳、は、だ。
主に女性にイジメを受けたり、だ。
その為に女性の人間不信になっている。
まあそれらもあり、逆に女のアバターが男だと心から安心した。
だから俺は女性の中身が男の方が良いと断然それが良いとさえ思ってしまっていた。
俺の過去は本当に全てが絶望だった気がする。
でもだからと言えど中身が本当に女性の場合もあるが為に優先して女のアバターと付き合う気はさらさら無かった。
女性自体も本気で気を付けなくてはいけない生物だと思ったのもあり俺は女のアバターとゲーム内でも付き合う気はさらさら無く。
恋をする気も無く俺は男ばかりと楽しくオンラインネットゲーム内で遊んでいた。
丁度名前が(カズキ)として、だ。
ボッチで発達障害のある俺だがネットゲーム上では男友達を持っている。
その中で一番俺は友人と思っている(ユウキ)という男のアバターの人物とリアルで会う事になった。
そのユウキは何時も危機的な状況の俺を得意武器の太刀で助けてくれるから、だ。
狩り取るのがやっとのモンスターとかを、だ。
まあ多少は乱暴なのだが。
で、実際にオフ会をしようという事になって秋葉原にいざ会いに行った。
そして目の前を見ると。
絶世の.....校則とかにやたらめったらに厳しい恐ろしいクラスメイトが居た。
その女子が俺を青ざめながら俺を指差し見てくる。
そしてこう呟いた。
「あ、貴方がカズキ.....?!」
「.....お前が.....ユウキなのか.....?」
神様、こんな事ってあるんですか。
逆パターンなんて.....。
まさか男友達だと思っていた奴が.....絶世の美少女だったって事が。
いやそれ以前に.....怖いクラスメイトだったって事が。
信じられなかった。
☆
それが起こる15時間前だ。
俺は何時もの様に学校から直で帰宅部として帰宅してオンラインネットゲームの(時の彼方へ)というものをプレイしていての事だった。
俺達は超大型モンスター(いわゆる次の話に進む為に重要なモンスター)を狩り取った後にギルドで仲間達がこう言い合ったのだ。
この狩った記念にそれぞれの仲良しペアでリアルでオフ会を兼ねて会わないか?、という感じに、だ。
因みに俺のペアの場合1番の仲良しが男友達のユウキだった。
俺はユウキに早速、尋ねる。
チャットで、だ。
(ユウキ。だそうだけど今度会うか?)
(え、俺はでも.....)
(良いじゃねーか。会おうぜ。アハハ。俺とお前の仲だろ。俺は歓迎するぜ)
(.....分かった。じゃあ会おうか)
何だかかなり、しどろもどろだったが。
結局、仲良しもあってリアルのオフ会で会う事になった。
それから俺は、ユウキどんな感じの奴なんだろうなー、と考えに思いっきり浸り、遂に夢がかなうんだなー仲良く男同士で遊びたいなー、とか思ったりした。
丁度、俺自身が本当にこんなに仲の良い友人が居なかったから、だ。
本当にボッチの考えで申し訳ないが。
「あ、でも友人居ないのか、とかで俺、馬鹿にされたらどうしよう.....」
でも本当に何時も親身になって助けてくれるユウキだからな。
本当に嬉しい。
俺は思いながら布団の中で約束した明日を楽しみに待っていた。
それから.....丁度15時間経った後の土曜日。
俺は秋葉原に出たのだ。
そしてルンルンでそのまま秋葉原駅を抜けて電気街の辺りを探したりした。
ユウキらしい男の人を、だ。
でも探して居たのは.....凍てつく視線で有名な校則を常に守っている様な、校則をビシバシ守る様な女子のクラスメイトだけだった。
というか何故この女はこの場所に?、と思って少しだけ驚きながら見る。
彼氏でも探しているのか?でもこの場所で?、とか思いながら。
その女を見つつ俺はスマホで時の彼方へのゲームチャットして、来たけど何処に居る?、とメッセージを送る。
それから、俺は白の帽子を被っている、と打って来た。
俺は、成程、と思いながら辺りを探す。
でもやっぱり居るのはその女子だけである。
しかも周りを見る限り白い帽子はソイツしか被ってない。
それ以外は帽子の色は黄色とかだ。
俺は首を傾げながらまたゲームチャットをする。
どんな服装なのか教えてくれ、と。
するとジーパンを履いているという。
俺は.....もう一度、辺りを確認するがジーパンを着ているのはその少女だけ。
特徴として白い帽子にジーパンに.....ボーイッシュな服であるが.....。
俺は少しだけ青ざめる。
それからゆっくりそのクラスメイトに近付いてから聞く。
もしかしてだけど君はユウキか?、と。
するとその女子はビクッとしながら顔を上げた。
それから俺をジッと見てくる。
やはり絶世の美少女だった。
顔立ちがEラインも全て整っており。
更に茶髪に髪の毛の後ろに蝶々の紫色の髪留めを着けている。
それから身長もそこそこに有り。
とても可愛らしい顔だ。
俺を見てからビクッとしているが、だ。
いや。まさか.....、と思う。
「君.....カズキなの.....?」
「お前.....ユウキか?」
「.....」
「.....」
流石にこれは愕然と共に唖然とせざるを得なかった。
何故か.....クラスメイトのしかも風紀委員でしかも律儀に校則を守るクールな美少女で常に凛としてしかも凛とした目をしており。
ゲームに本気で一切興味なさそうな性格をしているのだが.....まさかだった。
有り得無いんだが。
何時もこの女子は難しそうな本しかクラスで読んで無いのに.....。
真逆すぎる。
俺を見て青ざめているユウキ.....いや、性格には秋田。
本名、確か秋田菜穂(あきたなほ)。
俺は震えながら見る。
「.....うっそだろお前.....え?マジに.....?」
「それはこっちのセリフなんだけど.....何で.....。絶対に男だろうとは予想していたけどクラスメイトの.....しかも君ってどういう事かしら!?」
「.....信じられないんだが本気で.....」
いやこれ本当にどういった確率だよ。
思いながら.....俺は額に手を添えて考え込む。
アワアワしている秋田は俺を見ながらハッとした。
そして、.....この事はクラスメイトに言っちゃ駄目だからね!、と俺に付き出す様に人差し指を立ててくる。
ガルルルルと威嚇してきた。
俺は顔を引き攣らせながら見つめる。
いや、言わないけど。
「言わんけどさ.....でもまさかだ.....」
「そうね.....リーダーに言われたから会ったら.....しかもこんな事って.....」
お互いにガックリと落ち込む。
そしてドヨーンとした空気が流れる。
神様。
俺は.....アンタをこれほど恨んだ事は無い。
その様に思いながら俺は無邪気に青い空を見上げた。
そして鼻の付け根に指を添えてから上を見つめる。
何だってこんな.....。
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