第86話続わんこと息子くん
わんこと息子くん一時期はとても不仲だったことがあります。息子くんを守る対象に見ていたわんことわんこよりずっと力も強くなって体も大きくなった頃は何かと言うと喧嘩してました。
丸っきり兄弟喧嘩の様相で大抵はママの布団のポジショニングで揉めていましたが、基本的には仲良しなので息子くんが叱られていれば守りにきます。
ひとりっ子のためママと二人では会話が少なくなる時もわんこと息子くんが話していたりするので微笑ましく見ています。
逆にわんこが叱られている時は息子くんが庇いに来るのですが、そうなるとわんこが息子くんを守らんと張り切り出すので毎回ママが悪もの扱いに、それでも叱る時は叱らなければならないため、ママは心を鬼にして叱るのですが後々しばらくは息子くんとわんことでママの愚痴を話していたりします。
一時期ばぁばが飼っていたミニチュアダックスフンドを預かっていたことがあるのですが、我が家のわんこよりふた周りは大きい。ヘルニアの治に我が家から通院していたミニチュアダックスフンド、息子くん最初は喜んでましたが我が家のわんこがミニチュアダックスフンドと仲良くなるにつれて息子くんが少し仲間外れになったのが気に入らなくかなり拗ねたりしていましたが、ママとしては致し方ないかなと息子くんを慰めていました。
ミニチュアダックスフンドはヘルニアで通院が必要になったのですがばぁばが通院に連れていくにはかなり難しく、ママが預かって通院していたのですがとても頭の良いミニチュアダックスフンドで環境の変化などの心配を余所に数日もかけずに我が家に馴染んでいました。
我が家のわんこが三歳ぐらい、ミニチュアダックスフンドは十歳を越えて老齢でもあり我が家のわんこが構われたくてちょっかいを出しても反応は薄かったのですが、ベッタリだったので息子くんがヤキモチを妬くのもわからなくはなかったのです。
ミニチュアダックスフンドの通院がひと段落して帰宅の段になるとわからない我が家のわんこより、息子くんが寂しがって泣いていました。
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