第29話氷菓子と息子くん
数年前から我が家ではあまり沢山のアイスキャンディなどは買い置きしなくなりました。
息子くん、お腹が頗る元気なので以前に書いたミカン十キロでも壊さなければ当然真ん中で二つ折りするアイスもひと袋十本入りなんてひと晩も持ちません。「お腹痛くなるよ」と言っても「平気だし」と言われるし、本当に平気だから虫歯になるよと言う以外なく、決まった量では足りないとコッソリ冷凍庫を開けて食べてしまう。
昨今冷凍庫に鍵が掛けれたりする冷蔵庫なんて滅多にお目にかかれないし、食べさせない為に結局買い置きはしないという苦肉の策に出ました。
ママの買い置きを勝手に食べなくなったのは小学校を卒業した後の話で「これはママのだから勝手に食べちゃダメだよ」なんて全く通じなかった息子くん。
そんな息子くんですが外出時にアイスやソフトクリームを食べる時は、息子くんの分とママが食べきれない分まで食べれるのでご機嫌。お家だとママが食べきれない分は冷凍庫に半分残しておけるのだけど外ではそうはいかない。
味の好みも違うのでそこは二つ買うのだけどママは一つ食べきれないぐらいに甘いものが得意ではないので、結局息子くんが喜んで半分奪っていく。
息子くんのお腹が強すぎて胃弱なママは羨ましさ半分、せめて買い置きぐらいしたい気持ちが半分。
あまりに甘いものが増えるのでアイス以外にも色々考えました、凍らせた果物やジュースを製氷皿で凍らせたり。どれもあっという間に息子くんのお腹の中。いくら甘さ抑えても量を食べれば同じこと。
試行錯誤の結果最近は夏の冷凍庫に氷を置いてます。そう、かき氷ではないんです。お家でクリームソーダー。
ママ昔取った杵柄でクリームソーダーはお手の物。特別感を醸し出すことでたくさん飲めない空気を出して、量を抑える作戦。
息子くんとシロップを探し選んで数種類常備し、アイスクリームはお徳用をクリームソーダー用として、氷も買ってきて冷凍庫に。
クリームソーダー用としてあるためのアイスクリームには息子くんも流石に手は付けないので。
甘さもママが調整出来るため息子には数年前からお家クリームソーダーで夏を乗り越えてますが、昨年辺りから息子くんも見様見真似で作れるようになってきて次の手を考えるのに忙しいママです。今年の夏はどうしようかな。
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