第8話初めてクッキング
息子くんですが料理に興味を持ったのは意外に早かったので、当人やる気のあるうちにとママは早くから一緒に料理をする時間を取ることが多くありました。
最初は「ボクもごはんしたい」という拙い訴えでした。ごはんしたい、作りたい。それはお手伝いではなく自分で作りたいというお願い。そうきたからにはこの興味を持ったチャンスを逃す手はない。
初めての料理はサラダにしました。まずレタスをちぎるところから始め、次は胡瓜をポキポキ折ってジップ付きの袋へ。空気の抜ける程度にジップを少し開けて手渡したのはめん棒。軽く数回叩いて洗ったレタスと胡瓜、そしてちぎったハムをザルに入れる。オリーブオイルと塩胡椒、これをかけて混ぜる。最後に皿に盛ってフライドガーリックのスライスをふりかけるだけ。
これ全て火も包丁も使わずに手で出来るのでママは横で次に何をどうするか、どうしてもできないところだけはママが手伝う。そうして完成した初めてのサラダはママ完食。そう完食が大事。
次のやる気に繋げるために、その後も息子くんの料理は完食してきた。今も変わらず。
初めての料理はまだトレーニングパンツが外れない頃、四歳ぐらいに。
その後少しずつ少しずつ進み息子くんのリクエストに合わせ、やる気があるうちに教えるべしと、息子くん小学校二年生では自分で献立考えたり食材選んだり、包丁の使い方は小学校に上がってから絶対ママが一緒の時だけと約束して、フライパンも同じく。
野菜なら多少火が通りきらなくても食べれるが、肉はあかん...と生焼け肉の時はちゃんと話してママが火をかけ直したが、今じゃあラーメンどころか餃子焼くのもお手の物で、おやつ代わりに焼いてる後ろ姿見ながら「ママの分は?」と聞いてみたり。
料理は変わらず好きなのだが如何せん片付けがセットにならないのは何故なのか。
息子くんの料理デビューはちょっと早めで、すっかり大きくなった今ではすっかりそれなりに料理男子になっているが、夜中ママの寝てる間に食材使い切って黙ってるのはやめて頂きたい今日この頃。
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