詩の練習01

猫森ゆん花

詩の練習01_01

大好きな君が頭を下げる。

黄色い涙が流星のように君に降り注ぐ。

割れんばかりの拍手が弾幕の波を別つ。

夢ならどうか、終わらないで。

過去形にさせないで。どうか。どうか。

君の明日が続く途中で。

物語にENDはいらない。


ーーーーーーー


振り返った先に何がある?

物思いに耽る視線は色と微睡む。

明日がここに来るならば、

その時に今の僕は足跡のひとつ。

願わくば、ただの土であれ。


ーーーーーーー


恋をした。

境界線を知った。

目線の大渋滞だ。

導火線だとしたら

爆発するのは僕か君か。

独り相撲なら

線香花火になりたい。


ーーーーーーー


笑顔はええ顔なんやな。


ーーーーーーー


空が綺麗と思える君の視線が綺麗だ。


ーーーーーーー


朝食に納豆を食べたことを後悔する

マスク越しのキス。


ーーーーーーー

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

詩の練習01 猫森ゆん花 @oimocafe

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る