「リア充」や「推し」など、ちょっぴり思考が俗っぽい天使ちゃん。彼女はある日、精霊王からとある任務を命じられます。まず主人公の天使エミリが可愛いです。仕事に一生懸命、今回の任務もやる気は充分、だけど時おりドジもしている様子。今回、人の恋路の邪魔をすることになりますが、それは王の事を助けるため、奮闘している様がいじらしく思わず応援したくなります。短編(6500字程度)ながらも構成はしっかりしていて安定して最後まで読めます。ラストは少し切なくも満足感の行くもので読む価値ありです!
天使エミリは、あるとき精霊神さまに「地上の王を元気付けてきて欲しい」と頼まれて……。これは精霊神さまの粋な計らいが生きてる物語。短編なのに細かく伏線がはられており、後半きれいに回収。読後感も最高でした。巡る輪廻、二人が永遠に思い合う、素敵な作品でした!^-^