お嬢様は勇者
渋谷かな
第1話 お嬢様は勇者
「働け! 働け! 奴隷ども!」
とあるところに小池友里というお嬢様がいました。
「ウギャアアアアアアー!?」
奴隷たちは鞭で打たれ、ロウソクの蝋を落とされていました。
「私は偉いのだ! オッホッホッホー!」
彼女は奴隷たちにSMプレイをして楽しんでいました。
(お嬢様、もっとぶって!)
奴隷の一人はお嬢様が大好きだった。
「あれ? 朝食に食パンはないの?」
ある朝。事件が起こります。
「はい。食パン強盗があったみたいで、お嬢様の食べる食パンが無くなってしまいました。」
「なんですって!?」
食パンが強盗に盗まれたのでお嬢様は食パンが食べれなくなりました。
「許さないわよ! 食パン強盗め! 私が退治してくれる! 失った食パンを取り戻す!」
お嬢様は食パン強盗と戦う決心をします。
「奴隷を総動員して食パン強盗の居場所を突き詰めて頂戴!」
「かしこまりました。お嬢様。」
お嬢様の食パン強盗の創作が始まる。
「見つかりました! 食パン強盗のアジトです。」
奴隷たちが犯人んを見つける。
「でかした! いくわよ! 奴隷の皆さん!」
「ヒィー!」
お嬢様は勝気なので自ら奴隷を引き連れて出撃する。
「食パンを取り返すのよ!」
食い物の恨みは恐ろしかった。
「ギャアアアアアアー!? 誰か助けて!?」
しかし奴隷は全滅。お嬢様は窮地に立たされる。
「お嬢様、可愛がってやるぜ! エッヘッヘ!」
迫りくる食パン強盗の脅威。
「キャアアアアアアー!?」
お嬢様は貞操の危機を迎える。
ピキーン!
その時、赤いバラのが一凛飛んでくる。
「そこまでだ。私は仮面の王子。悪党を懲らしめて、可憐なお嬢様を助けるものだ。」
バラを飛ばしたのは仮面の王子だった。
「仮面の王子様!」
仮面のプリンスの方が良いのかもしれない。
「何が仮面の王子だ! やっちまえ!」
「おお!」
野盗たちが襲い掛かってくる。
「やれるものならやってみろ。」
仮面の王子は剣を抜き悪党たちと戦う。
「えい! やあ! とお!」
一瞬で野盗を切り捨てていく。
「悪は滅びるのみ。」
仮面の王子の勝利宣言。
「キャアアアアアアー! 仮面の王子様!」
お嬢様は目がハートになり黄色い歓声をあげる。
「お嬢様。お転婆もほどほどにな。」
「はい! 仮面の王子様!」
お嬢様は仮面の王子のいうことであればなんでもいうことを聞く。
「さらばだ。」
仮面の王子は去って行く。
「仮面の王子様~♡」
お嬢様は動けない。
「あんたたち! 奴隷のくせに弱っちいのね! 野党は全部、私が倒したわよ!」
「すいません。」
お嬢様は、また奴隷をいじめる。
「お嬢様は勇者だ! これからも困ったことがあればお嬢様に解決してもらおう。」
「え?」
お嬢様の父親や新聞記者たちに話を広められたお嬢様は引くに引けなくなったのだった。
「こうなったら何でもやってやろうじゃない! かかってこんかい!」
ここにお嬢様の勇者が誕生した。
めでたしめでたし。
お嬢様は勇者 渋谷かな @yahoogle
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