六花ちゃんがだんだんと心を開いていく様が素敵です。それもこれも、主人公の優しさのおかげではあるんですけど。特に、あることで主人公が六花ちゃんのために怒ってるシーンに優しさが表れています。子供は優しさや愛に包まれていないと。大人以上に子供は敏感。一度失った信頼はそう簡単には回復しない。六花ちゃんはほんとに可愛くて、その一挙手一投足、心の動きに癒され、そして考えさせられる。六花ちゃんの孤独に寄り添える主人公、本当に格好いい男です。
悲観的な事なんて、生きていれば幾らでもある。だけど、そんな中でも、人は人に当たり前の様に優しく出来る。本当はそうなんだと、この物語がゆっくりと教えてくれる。 数多く存在する家族物語だけど、この作品の登場人物は、とにかく温かい。読んでるだけで、その優しさに触れる事が出来る。 チートやらハーレムに少し疲れてしまったら、是非この作品を見て、ほっこりとして欲しい。