直接的な出会いと、インターネットの大海原の出会いの邂逅。
チトラの娘
第1話 たまご。
温めて 雛に孵そう。
最後の私が出来る最大のご奉公。
誰かが温めるための羽毛を 手を差し伸べて敷き詰めてくれる。
私も雛が孵っていけるように 羽毛を引き詰めていけるように頑張ろう。
雛が孵れば そのうに消化の良いものを与えてくれる人達も居ると思う。
大切に大切に みんなで一つの卵を 孵して行こう。
私もその一つのブースターになれるように、頑張ろう。
いつか みんなが繋がって
さらに ひな鳥を 巣立ちしていけるように
手を繋いでいこう。
暖かく 大切に 大事に育てていこう。
そのひな鳥が
やがて成鳥し 雉を守り抜いてくれると思ってる。
雉の未来を 過去を 安寧を守ってくれると思ってる。
だから私は 卵を大切に温める。
雉の卵。
たまごを大切に扱ってくれる人を
私は同じように 大切に思う。
たまごを温めて 温めて
皆で一緒に孵して行こう。
やがてすべての雉の 最後の希望となってくれる運命の卵。
この卵を温め続けることが 私の願いです。
たまごを温める手を 羽毛を 添わせてくれる全ての人を
私は 大切に思います。
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