第48話:下村の遺書と葬儀、埋葬と下村の家の利用法
その数日後の2017年3月28日、3人は辰野に向かい、辰野の下村の友人達を集め辰野で斎場で葬式を行った。その後、下村の奥さんの眠る寺に、埋葬してもらった。やがて年4月、泉堂さんの家の近く、昼過ぎから多摩センター駅近くの乞田川の桜並木に3人で行くと満開の桜が川風で桜吹雪になっていた。
それを見て泉堂さんが、天国で下村夫妻が再会し喜んでるかもねと言った。それなら良いが、下村が女好きだから夫婦げんかをしてるかもよと、宮入が、笑いながら言った。どっちにしろ、下村が、病気の呪縛から逃れられて安心しているのは、間違いない。本当の辛そうで可愛そうだったと振り返った。
この話を聞いて、吉沢さんが、宮入に、あなたも気をつけなさいよと言った。また、別れるのは、辛くなるからと言うと、泉堂さんが、縁起でもないこと言わないでよ。これから、3人でつき合っていくのだからと言うと吉沢さんが、私も彼氏が欲しいと言った。それを聞いて、3人が、大笑いした。
そうして、じっくりと花見をして、多くの写真を撮った。その後、17時過ぎに、多摩センターの居酒屋に入って、ビールを飲んで、乾杯して、酒の肴と注文して、20時頃まで、今までの話を続けた。そして、20時過ぎ、別れて、宮入と宮沢が、京王線で橋本で横浜線に乗り換え、八王子駅前で別れた。
その後、5月連休後、宮入が、下村の家と土地だが、私は、あの土地を友人たちが集合でき泊まることもできる集会場にした井と述べた。現在の下村の家を解体し、木造2階建ての大きな家を作り、6室とリビングダイニングを作りたいと話した。
そこで、10人から12人が同時に泊まれるようにしたいと言った。それには、賛成してくれたが、費用はときかれ、宮入が俺が出すと言った。といっても下村の遺産を全部使い、足らない分を少し出すくらいだから大丈夫と言った。無理しないでよと言われたが大丈夫と答えた。
その後、宮入は、辰野駅近くで、料理屋をやっている佐藤君に、店の定休日に電話して、下村の家と土地に、木造2階建ての大きな家を建て、10人から12人が同時に泊まれるようにし、我々が利用したり、集会所、宿屋としても利用したいと考えていると話、重森工務店を紹介して欲しいと伝えた。
数日後、重森工務店が、ある大手木造建設会社のフランチャイズ店としてやっていて相談に乗ってくれると了解いをもらったと告げた。2017年5月12日、宮入が辰野へ行き、重森工務店の社長に面会し、下村の家と敷地を見てもらった。予算はと聞かれ4、5千万円と言った。
出来れば宿屋としても使えるようにしたいと言い、木造二階建てで、6,7LDKと言うと、それなら、今の家を改築し、別にアパート仕様の2階建てを建てて、外トイレで建てるしかありませんねと言われた。それでした、予算内に、収まると言った。
新しく建て替えるなら2倍の7.8千万円かかると言った。それでは、そのアパート仕様の2階建てを建ての建物の設計図、外観予想図を作成しておくって下さいと言った。もし、建てない場合は、資料代を3万円いただきますが良いですかと聞かれ了解と答えた。
その状況を佐藤君に伝えて、もし建ててもらえればありがたいなと言ってくれた。そして、東京へ戻った。翌日、この話を泉堂さんと、吉沢さんにも伝えると、私たちも辰野に帰りやすくなるから、ありがたいと言った。数日後、重森工務店から設計図、外観予想図が届いた。
そこで、泉堂さんと、吉沢さんを呼んで、見せると、素敵と言ったが、4千万円の費用は、どうするのと聞かれた。そこで、俺が、下村の遺産の3等分して、もらう4千万円を全て使うと言うと、それで大丈夫なのと聞かれ、大丈夫だと言うと、それならありがたいけど無理しないでと言われた。
その後、重森工務店に電話して社長に連絡すると地鎮祭と、最終確認をしてもいたいので辰野に来て欲しいと言われた。そこで地鎮祭予定日に行くと話した。すると5月25日、最終確認と地鎮祭をしたいと電話が入った。また、下村さんの家の予備鍵もすぐ欲しいと言われ、その後、郵送した。
5月24日早朝、泉堂さんと吉沢さんの車に乗せて辰野に向かった。下村の家に入ると、きれいに掃除してあり窓や一部の場所の修繕もしてあった。その後、重森工務店に挨拶に行った。すると、すぐに下村邸に行き、電気、ガス、水道は、問題なく使えますが、一部、簡単な断熱工事もしておきますと言った。
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