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  • 第15話 エピローグへの応援コメント

    年末だし、これを読ませて頂こうかな〜と、気軽に読み始めたのですが、これまたしみじみと胸を打つお話でした。

    悪者として描かれがちな吉良上野介義央が、実は明君で地元では慕われている、といった話をどこかで聞いて、取り上げ方一つで歴史ってまるで見え方が違うんだなぁと思ったことはありましたが、吉良家の前後の歴史も良く知らなかったので、興味深かったです。

    そして、まだ若い義周が何をすることも許されぬまま、痩せ細り、愛しいひとを想う様は本当に切ない(T-T)。

    また、私の地元では「神」として祀られている、保科正之を違う角度から見れたのも面白かったです。
    幕府末会津藩の滅亡の一因と言われる「会津松平家家訓」には、徳川家への忠節のほか、
    「婦人女子の言、一切聞くべからず」
    の一文があり、女子に失礼じゃん!と思っていたのですが、これ「援姫毒殺事件」が背景にあるらしく、正之公のトラウマを勝手に想像したりしてました。
    その援姫事件が、吉良の最期に繋がってくるなど、歴史の綾も個人的には楽しめました。

    長くなってすみません…。
    今回も良かったです。ありがとうございました。

    良いお年をお迎えください♪

    作者からの返信

    碧月 葉さま

    小晦日にうれしい応援コメントをありがとうございます。<(_ _)>

    いまも大半の人が忠臣蔵派と承知している微妙な一件ですので、余計な感情を入れまいとして勢い素っ気なくなった文章を最後までご高覧賜っただけで恐縮ですのに、これほどまでご懇切なコメントを……深く感謝、感謝でございます。

    終日、日の射さない裏山に眠っている吉良義周という若者が哀れで哀れでたまらず、拙い筆は承知のうえで、どうしても書かずにいられませんでした。

    御地で土津霊神と呼ばれている保科正之の稿も現在加筆中ですが、「婦人女子の言、一切聞くべからず」は、仰せのとおり援姫誤毒殺事件に端を発するようです。完全無欠の人物のように言われていますが、やはりそこは人間ですから……一部の崇拝者には叱られそうな小説になるかもしれません。(;´∀`)

    わたしは今年の2月からカクヨムに参加しておりますが、碧月さまを初め、交流していただく方々の意識がとても高いので、勉強させていただいたり励ましていただいたりすることが多く、良い選択をしたと実感しております。

    碧月さまのますますのご健筆を心よりご祈念申し上げます。

    編集済
  • 第1話 プロローグへの応援コメント

    厳かな文章で、襟を正して読みたくなる話ですね。
    歴史を紐解いて、現存する遺物から、遠い過去を思い返すのはなんとも言えず、感じ入るものがありますね。
    ただ、書くことへのハードルも高いので、それに挑もうとする心意気が素晴らしいです。

    作者からの返信

    碧井いつきさん、温かなコメントをありがとうございます。<(_ _)>

    この物語は数年前に下書きをしてあったのですが、わずか21歳で早逝した若者の語りは予想以上に難しく(自分で設定しておきながら何ですが(^_^;))、しばらく放っておきました。

    ですが、先日放送のNHK『歴史秘話ヒストリア』で忠臣蔵の扱いがあまりに偏向していたので、加筆補筆してアップすることにしました。今度こそちゃんと仕上げたいと思います。



    編集済