MDCの少年少女

設定資料

No.1 夜久霧矢

【名前】夜久（やく）　霧矢（きりや）

【立場】中学3年生／MDC新入社員

【外見】

　15歳の少年。常に乱れた黒髪で、襟足のみを長く伸ばして肩に垂らしている。瞳は赤く、三白眼。口は大きく、八重歯があり、獣のように凶暴な顔立ち。一般的な中学校の半袖夏服を纏い、ベルトにはジャックナイフを差している。

【性格】

　凶暴で喧嘩っ早い面が目立つが、心の奥は実は冷静。自分を俯瞰するもう一人の自分がいるような感覚で、自分の現在の状況を冷静に把握している節がある。熱さと冷酷さを併せ持つ存在。人の笑顔が大嫌いで、幸せそうな顔を見るとつい殺したくなる異常者。転生してもその性質は変わらないようだ。

【経歴】

　前世は稀代の殺人鬼とうたわれた犯罪者だったが、逮捕され、死刑判決が下される。しかしアナザーアースに転生し、中学2年生で不良と殴り合いになった際に前世の記憶が蘇る。しかし、彼の持つ天賦（ギフト）は人殺しはおろか、人を助けるためのものであった。しかも公安のほとんども天賦（ギフト）持ちで、殺人において彼はあまりに無力であった。自暴自棄になっているところをMDCに拾われ、仕方なく彼らに同行している。

【天賦（ギフト）】

『施療』

　対象に触れることで、あらゆる傷や病を癒すことができる。触れ続けていることで、受ける傷を相殺して無効化することも可能。オンオフは可能で、発動には「タメ時間」が必要(タメ時間の間は天賦（ギフト）を使えない)。本人はこの天賦（ギフト）を『外れギフト』として嫌っている。

【戦闘方法】

　基本的にはナイフの二刀流を使った戦闘を行う。戦闘のセンスは生来のもので、殺すも殺さぬも彼次第。戦闘スタイルとしてはバランス型で、スピードを出すべき時はスピードを、パワーで攻めるべき時はパワーを重視、という使い分けができる。ただし、『施療』の天賦（ギフト）は言われたら使うが、自発的には使わない。

【台詞イメージ】

「俺様は夜久霧矢だ……なんか用でもあんのかァ？」

「この天賦（ギフト）？　……外れギフトだよ。何の役にも立ちゃしねぇ」

「あァ、そうだ！　俺様は強え！　嘗めくさってんじゃねえよ、雑魚どもがァ！！」

「いいかァ？　戦闘ってのは、こうすんだよッ！！」